PMⅠ:The Power of Mind Ⅰ
PMⅠ-05:苫米地理論で見える教育現場のスコトーマ
PMⅠ-05-19:教育の目的である自由とは? ~人形にみる自由と制限の関係~
この章(第五章)では、苫米地理論(ベチロン)で教育を考察していきます。
教育の目的である自由とは? ~人形にみる自由と制限の関係~
私の子供たちがヒーローもののTV番組に夢中になっていた頃の話です。
ほぼ毎月のようにヒーローの人形が発売されていました(主人公やその仲間がフォームチェンジをするたびにおもちゃが発売されます)。私が子供たちにせがまれて買っていたのはソフビの人形ではなく、各関節をかなり自由に動かすことができるプラスチック製のものでした。本物さながらのポーズをきめることができます。
しかし、ひと月もたつと各関節はユルユルになってしまいます。関節もプラスチックで構成されているため、遊んでいる間にすれてしまい抵抗がなくなってしまうからです。
関節の動きに注目すると「自由度が大きい状態」といえます。しかしながら、関節を好きな位置で固定できないため、立たせることができなくなります。
子供の一人は、お年玉でそのヒーローのプラモデルを買いました。
パーツ数も価格も大人向けのそのプラモでは、各関節にゴムが使われていました。動かすときに若干抵抗があるのですが、広い可動域を保ちながらしっかりと固定することができます。
「潜在的な自由度は大きいが、あえて自由を制限している状態」といえます。
思いっきり自由だがユルユルで立たせることができなくなった人形と自由だが制限が加わっていることで思いどおりの姿勢を保つ人形
…二つの人形を見ながら自由の本質について思いを巡らしました。
(つづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
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