Q-041:霧島市(鹿児島)医療講演会<180315> vol.11finale

 

 2018315日に、霧島市(鹿児島県)の病院で講演を行わせていただきました。事前にいただいていたテーマは「スピリチュアルペイン」です。

 講演後書いていただいた御意見・御質問への回答は、今回が最終回です。

 

 

・本日は自分を振り返ることになってよかったのですが、医療者として患者の痛みを緩和する時に相手の意識、認識レベルが様々で難しいと思われます。対患者に対して臨床の中でどのように使うのかがやや不明瞭です

 

A:最初に「抽象度」について御確認ください。

「抽象度(ちゅうしょうど)」はまだまだ一般には認知されていませんが、今年のセンター試験の問題文中に登場するなど、徐々に理解が広がっている大切な概念です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/cat_123517.html

 

 抽象度を念頭に考察すると、理論とその応用(実践方法)の関係がとてもクリアになります。

 

理論は、高い抽象度(次元)に存在している、とてもシンプルなものです。

例えば、アインシュタイン博士の特殊相対性理論より導きだされたE=mc2E:Energym:massc:constant…speed of light)のようなものです。

 

 そのシンプルな理論を現実の生活で用いる場合、抽象度が低くなる(情報量が多くなる)結果、様々な方法やバリエーションが生まれることになります。

 

例えば、御指摘の「医療者として患者の痛みを緩和する時」は、その患者さんの状況(年齢、病状、心理状態、家族構成など)に合わせて柔軟に対応することになります。同じ患者さんであっても、診察毎にその方法は変わる可能性があります。

私たちが存在する(と感じている)物理空間は、一番情報量の多い抽象度次元であり、情報宇宙の底面といえるものであるからです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4516539.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654316.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831442.html

 

 

 釈迦は相手に合わせて対応を大きく変えたそうです。それを対機説法といいますが、相手の状況(知識、理解、抽象度など)によっては、質問に対する回答さえ変えていきます。

 

 今回の講演会で皆さんにお話しさせていただいたのは、コーチングについての抽象度の高い知識であり、とてもシンプルな理論(プリンシプル)の一部です。

 

 私もまだその深遠な世界を学んでいる段階ですが、その学びの先には情報処理システムとしての人間の理解があり、宇宙の解明があります。

そのさらに先には、自分の目の前に広がる宇宙を未来側から再構築していく力の覚醒が待っているはずです。

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353367.html

http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542317.html

 

 講演中の体験をぜひ思いだしてください。認識が一瞬で変化することを何度も体験されたはずです。認識が一瞬で変わったということは、目の前の世界が一瞬で変わったということと同義です。

 http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6542364.html

 

 目の前の世界はもちろん、人生そのものも一瞬で変えることができます。

 それがコーチングの力であり、もともとすべての人が持つ「The Power of Mind」です。

 

 その力をひとたび手にすれば、「対患者に対して臨床の中でどのように使うのか」は自由自在に、その場でうみだせるはずです。

 

Invent on the way

by Lou Tice

 

 

「霧島市(鹿児島)医療講演会<180315> QA」完

 

 

苫米地式認定コーチ                        

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

180315 医療講演会