苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

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F-417:煩悩か 芸術か

 

 先日(2025912日)、苫米地博士が「煩悩か 芸術か」というタイトルの文章を投稿されました。


DrTブログ(250912)「煩悩か 芸術か」

「ドクター苫米地ブログ」より引用↓

ドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblog : 煩悩か芸術か - ライブドアブログ

 

 

 博士の言葉を確認しながら(青字)、苫米地式認定コーチとして感じたことを言語化します。

 

 

煩悩か芸術か

数学で記述される数理宇宙は数学の宇宙であり抽象度が高いのは言うまでもない。この世でなくあの世。ただ工学的なこの世の仕事でも多いに役に立つ。構造計算の有限要素法や生成AIの偏微分方程式はいい例。最近ではレンズの計算光学設計で中国製レンズが躍進。一方、物理学で利用される数学は物理宇宙と言う抽象度ゼロだけど人間の目には見えないだけのリアル法則を記述するから、抽象度は記述上のみで、記述される物理空間は定義上抽象度ゼロ。

 

 この文章を理解するためには、まずは「抽象度」という概念の理解が必要。抽象度は「情報量の大小で宇宙をならべる軸」のことです。

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 抽象度が上がるほど具体的な情報量は減っていき、抽象度が下がるほど具体的な情報量は増えていきます。宇宙は階層的になっており、最も情報量が多い最下層が物理空間です。

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 もっと詳しくいうと、抽象度が上がるほど潜在的な情報量は増えていき、抽象度が下がるほど潜在的な情報量は減っていきます(=具体的かつ限定的になる)。

例えば、「ラブラドールレトリバー」より「犬」の方が具体的な情報は少なく、より抽象的です。抽象的である分、「犬」の方がより多くの潜在的情報量を持っているといえます。「犬」は「ラブラドール」だけでなく、「チワワ」や「ダックスフンド」「柴犬」の可能性も含みます。

「可能性が広がる」「選択肢が増える」と考えるとコーチング的でしょう。抽象度が上がるほど、これまでの記憶でつくられた可能世界w1の外側を感じやすくなり、ゴールを見つけやすくなります。

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同様に計算機科学におけるアルゴリズムはその裏にある代数モデルは抽象度が高いがアルゴリズムそのものは抽象度が低い。ただそれら全てを行う人類の脳内情報処理はあらゆる抽象度に広がる。

 

 繰り返しますが、抽象度が上がるほど、これまでの記憶でつくられた可能世界w1の外側を感じやすくなり、ゴールを見つけやすくなります。

ただし、抽象度が上がった意識状態でゴールを見つけただけで終わるなら、それは自己満足に過ぎません。

 S-04-13:本当の幸せを感じられない理由 -3

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 だからゴールを見つけただけでは終わらず、しっかりゴール実現に向けて行動することが大事!

 

 もちろんそうなのですが、コーチングの実践はあくまでも「仮(け)」であり、「宗教方式」です。それを忘れ「実(じつ)」になってしまうと、コーチングは失敗します。

 PM-06-21:仮説14)空(くう)なき実観の行き着く先にあるもの

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 コーチングの実践はあくまでも「仮(け)」であり、「宗教方式」

 

ただし、ゴールの抽象度を思いっきり引き上げることができると(おそらく引き上げようと意図するだけでも)、コーチングは「釈迦方式」に変わります↓

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 いずれにせよ重要なのは、「人類の脳内情報処理はあらゆる抽象度に広がる」ことをしっかり理解すること。私たちは全抽象度次元で生きています。

 L-141202111月小学校…-04;ゴールを設定するといろいろなことが“調和”していく

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33345501.html

 


当然、大人の生活はそれぞれの抽象度に合わせた無意識の選択で対応する。それが出来ないのは相手には迷惑だが、抽象度の低い空間のみで生きてる人は自分が場違いもしくは不適切と知ることも出来ないから、そういう場は私は出来るだけ関わらないようにしている。例外は、このXとか動画配信。

啓蒙なので低抽象度を敢えて試みてる。ただ、低抽象度反応は煩わしいので匿名からの通信お断りと長年ソーシャルメディアでして来た。経験的に低抽象度は匿名が多い。本人には色々根拠があるようだけど、私には全て無責任としか感じない。国や更に大きな単位で責任感のある行動を取るのには認識や行為の抽象度が必要だからだ。

 抽象度の低い空間のみで生きてる人は自分が場違いもしくは不適切と知ることも出来ない」のは、低い抽象度次元から高い次元はスコトーマに隠れ認識することができないからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 スコトーマが生じる/外れるポイント(「知識」「重要性」「役割(責任)」)を考慮すると、抽象度を上げながらスコトーマを外すためには学習が必須。

 PM-05-06~8そもそも教育とは?-3)学習を促進する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367702.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533528.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9533623.html

 

啓蒙なので低抽象度を敢えて試みてる」というのは「スコトーマが外れるギリギリのラインで知識化しやすいように」という博士の御配慮だと思いますが、もちろん「知識」だけでは足りません。「重要性」「役割(責任)」が必要です。

「知識」「重要性」「役割(責任)」 それらを自身の自由意思で生みだすのがゴール設定です。つまり、学習にはゴールが絶対に必要!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 


また似た例で、娯楽か芸術か、もしくは煩悩か利他性かもある。

これも悩ましい。私の感覚では音楽は母国語の歌が入った瞬間に芸術性が一気に下がる。ポピュラー西洋音楽ではビートルズ以降の伝統だ。愛だ恋だ、彼が、彼女がといった歌は煩悩表現。

オペラは、原語が分かる人には娯楽。分からない人には芸術。デビューした頃の日本では英語のビートルズの歌は芸術だったかも知れないが、今は娯楽だ。もちろん娯楽は人類に必要で何の問題もないし、ビートルズは大好きだが、英語が分かる僕には最初から芸術ではない。この二つを混同しては行けない。

 ここでのポイントは「言語という抽象度」。

「『言語』より下か?(=言語下)」「『言語』より上か?(=超言語)」が、「娯楽か芸術か」「煩悩か利他性か」を分ける境界線になります。

 L-08220213月シークレットレクチャー -05;「非言語」が重要なのはなぜ?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30102311.html

 

もっとコーチングに寄せていうと、「言語化可能かどうか?」が「現状の中か? 外か?」の判定基準のひとつになります。

 F-189~:くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんで

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ボブディランは、歌に政治性を持たせた。これも同じで政治は芸術ではない。多くの詩は芸術だが、川柳になると芸術とはいわない。芸術とはあの世の話だからだ。先の例では数学と物理学の差だ。どちらが偉いとかでなく、違うものと分からねばならない。

だから、愛知県で開催されたの国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会が、元従軍慰安婦を象徴した「平和の少女像」などの展示を中止した時の理由が間違ってる。「テロや脅迫ともとれる抗議があり安全な運営が危ぶまれる状況だ」と理由を知事が説明したが、「政治的主張は芸術でないので芸術祭では展示しない」と言えば良かっただけ。最初に展示に選んだ選考委員が芸術ではなく動員とか政治信条とか、この世の理由で選んだからと推測するが。芸術祭は芸術のみ展示。それで終わり。ベートーヴェンの歌のようにグレーゾーンはあるが、政治は間違いなく芸術ではない。

 芸術とはあの世の話」を情報空間と重ねて考えると、情報空間はすべて「あの世」であり、情報空間の底面である物理空間も「あの世」です。その「あの世」には階層性があり、より高次の階層での情報処理が「芸術」です。

それをしっかり理解することが、仏説でいう「悟り」。先ほどの「宗教方式」「釈迦方式」でいうと、「釈迦方式」。「この世はすべて幻(情報)」という前提をしっかり伝えた上で、「幻のカラクリ(情報処理)」を教えていくのが「釈迦方式」です。

L-214202208… -01;利他性=抽象度の高さ=スピリチュアリティの高さ

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37099250.html

 


ボブディランがノーベル文学賞を取ったのは川端康成が取ったのと同じで芸術だからではなく、文学という独立した分野の話。 また、社会情勢もある。最近はノーベル物理学賞が理論そのものではなく、工学的にどれだけ成功したか、厳しく言えば経済にどれだけ貢献したかで与えられるのと同様だ。

 …1つ前の引用文で博士が仰っていたように、「数学と物理学の差」は「どちらが偉いとか」いうものではありません。「違うものと分からねばならない」の「違う」とは抽象度の方向性の話。「数学」はより高次の抽象度次元を表現するものであり、「物理学」は低抽象度次元のカラクリをしっかり解き明かすものです。

 Q-338:エンドステートに対する臨場感の問題?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32350876.html

 

 これは「理学」と「工学」の違いと同じ。コーチングでいうと、「(さらなる)ゴール設定」と「ゴール達成」の関係と同じです↓

 F-201~:「医学と医療」と「理学と工学」の類似と相違からコーチングで心がけるべきことを考える

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_413696.html

 


これを書いたのは、とある場所で食事してたら横でウェイターが細かく料理の一つ一つを説明するからだ。失礼ないい方をするとうるさい。そこは本来日本でも伝統的な文化を守る場所のはずだから、特にうるささが気になった

少なくとも日本では料理は芸術のはずだ。もちろん分野にもよるけど。芸術に横からうんちくはいらない。一部の西洋文化の悪しき伝統。アメリカ発だったら困る。どこどこから取り寄せた何々という素材をこうこう料理しましたと、つば飛ばしながらすぐ横で料理の真上で不衛生に話す。マスクの時代終わったから益々不衛生。

衛生問題も気になるが、問題は、料理を言語化する行為だ。本来は日本の料理はメニューさえ不要。その食事の時間を、板前を含むもてなす側に任せて、目、鼻、舌、食感等の五感で楽しむ。五感という物理抽象度の煩悩素材を、板前らの技術と心遣いで、芸術に、そして利他に昇華する。そこに言語を挟むのは迷惑。言語の抽象度は低い。これは何、と聞かれたら答えるのはいいけど、聞きもしないのにいきなり真横で細々と説明されるのは、"時間"を破壊。

この悪しき慣習はどこかの国で抽象度の低い人達向けにビジネス理由で始まったと推測するが、日本にはいらない。そろそろやめたらどうか。最低でも料理を説明しましょうかと聞いてからにすべき。

と、ここまで書いてたら、いきなり近くで、見るからに西洋人達が昼間からビール飲んでギャハハとやりはじめた。抽象度ゼロな笑い方。昨今の政治と同じく、食文化でも日本は国際化した。

 引用終わり

 

 

 五感という物理抽象度の煩悩素材を、板前らの技術と心遣いで、芸術に、そして利他に昇華する

 

 これはコーチングの本質でもあります。

 コーチとの縁により、クライアント自身が、様々な「煩悩」を「芸術に、そして利他に昇華する というのがコーチング。

 F-299~:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_425725.html

 

まったく新しい社会(未来)を創造し(w1w2w3w4…)、結果として「煩悩」を克服していくのがコーチングです(=利他に昇華)。

F-353:“覚醒”の夏に向けて習得! 苫米地式「オーセンティック・コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34650757.html

 

 

 苫米地博士による「低抽象度」の「試み」を縁に、そのようなイメージを受け取りました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

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-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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F-348:“MJ~縁起宇宙(w1)再構築!~ vol.1Off the wall

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Q-448:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <補足;「自我関数→エフィカシー関数」×超楽観>

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 前編(case-side)と後編(plan-side)の2回で終えるつもりでしたが、少し補足します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *前編(case-side)↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37464625.html

 *後編(plan-side)↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37492526.html

 

 

Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A3:前回までを簡潔にまとめると

 

 大脳辺縁系優位:抽象度↓ IQ↓ 「復讐」は失敗する

 前頭前野優位:抽象度↑ IQ↑ 「復讐」は成功する ←慈悲の実践

 

 という感じ。

 (抽象度はこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 「大脳辺縁系優位か?」「前頭前野優位か?」に大きく関係するのが、「情動のコントロール(emotion control)」です。

 F-095:私はイヤなことは心の中で握りつぶす vol.2(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 私は「『情動のコントロール』自体はヒーリングであって、コーチングではない」と思っています。事実として、コーチングのクラスにおいて、苫米地博士が「情動のコントロール」を指導されることはほとんどありません。

 Q-191:ヒーリングとコーチングの関係がよくわかりません

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25482691.html

 

「情動のコントロール」ができないままであれば、抽象度を上げることができません。抽象度を上げることができないと、IQは低いまま。ゴールは現状の外に設定するものなのに、低い抽象度・低いIQのままではゴールを見つけることができません。スコトーマが外せないから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 コーチングとは、自由な意識状態で客観的に自分(=現状宇宙w1)を見つめ、自由な思考により新たな宇宙(=ゴール宇宙w2)を生みだすもの。その結果として、自我(関数p)が書き換わります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 それを苫米地博士が一般向けに開示されたのが202112月(「バラいろダンディ」)。そのときのテーマは「コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!」でした↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 「コーチングの基本概念を習熟」と「エフィカシーをブースト」はワンセット。それらをひとまとまりのゲシュタルトとして理解することで、コーチングのさらなるスキルアップができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 もう少し具体的にいうと、「f自我(宇宙)→自分」という自我関数と「Efficacyw1)→w2」というエフィカシー関数をひとつのゲシュタルトと理解できること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 「現状宇宙w1」を入力したときに「自分」が出力されるのがコーチング前の状態です。コーチングを経て高いエフィカシーを維持できると、「現状宇宙w1」を入力すると「ゴール宇宙w2」が出力されます。

それがコーチングマインド!

以前の表現でいうと、「『ゴール』と『現状の自我』の間に臨場感という橋を架ける」という状態です。

 F-244~:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_420579.html

 

  「現状宇宙w1」を入力すると「ゴール宇宙w2」が出力される

 

 ゴールの基本条件でいうと、それは「4)自分中心を捨て去る」を体得した状態。

 L-165202201月シークレットレクチャー -09;「自分中心を捨て去る」とは

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34392486.html

 

 私の感覚を言葉にすると、それは「開放」。

 L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 そんなプロセス(開放)を経なければ、「復讐」は必ず失敗します。

 

 

 その理由を「情動」や「IQ」を超えた次元で考えてみましょう。

 

自と他を分別した心の状態、つまり「自分」が主体の「復讐」は特定の誰かに向かうもの。多少抽象化され社会に向かうとしても、その社会とは「現状世界w1」です。

それは過去の延長に過ぎず、ますます「被害者」というセルフイメージに閉じ込められることになります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 対して、「4)自分中心を捨て去る」という無分別の境地で行う「復讐」の主体は「ゴール世界w2」。そんな境地での「復讐」は、自然とさらなる未来(w345…)に向かっていくはずです。きっと「被害者」や「加害者」といったこだわりを包摂する遥かに高い次元へ向かっていきます。

 Q-411~:やり場のない怒りはどのようにゴール設定すればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430485.html

 

 私の感覚でいえば、前者が「revenge」、後者が「avenge」。

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 では、「re a」のためには何を心がければいいのでしょう?

 

 

 答えは「超楽観」!

 

 御存知のように、コーチングは「楽観」「悲観」のレベルで行うものではありません。なぜ?

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 そう、「楽観」「悲観」は「主観」だから。それは「自分」が出力されるこれまでの自我の状態です。

 

コーチングにおいて重要なのは「客観」。それを苫米地博士は「外側視点(外的視点)」とも表現されています。

L-220202208月シークレットレクチャー -07;ヒーリング実践の基盤、コーチング実践の基礎

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37209477.html

 

 だから「楽観」ではなく、「超楽観」!

 

 以下、苫米地博士の著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活者、p22)より引用します。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。Feel

 

 

楽観的では足りない、超楽観的で正解

 「なんとかなる」という無責任な言葉を、しっかり吟味し受け止める能力が、あなたを成功に導きます!

 

 みなさんは楽観的に物事をとらえることを難しいと思いますか? もしもそう思うのであれば、それは“楽観的”を誤解しているからそう思ってしまうのです。物事を明るく前向きに考えることって、本当はとても簡単です。ですから、そのコツをぜひとも身につけてください。

 まず、楽観的に考えられない人たちがよく口にするのが、「物事をよく考えられるような情報がない」ということです。病気でいえば、いい薬がない、いい治療法がないという状況では明るくはなれるわけがない、ということです。

 しかし、それっておかしくないですか? いい薬があったり、いい治療法があるなら、そもそも悲観的にならないでしょう。いい情報などどこにもなくても、気楽でいられることが楽観的なのです。であるのに、「それでもなんとかなると思うよ」と誰かが楽観的なアドバイスをしたら、たぶんほとんどの人が「無責任なことを言わないで!」と内心ムッとするのです。楽観的になりたいのに変ですよね。

 もちろん、ムッとする気持ちもわかります。しかし、繰り返して言いますが、いい治療法も、いい薬も現状、何もないのです。となったら、「なんとかなるんじゃないの?」しかないのです。

 楽観的とは、この無責任きわまりない言葉をしっかり吟味し受け止める能力だったのです。この言葉をしっかり受け止められると、感情的だった脳が理性的な思考を取り戻すことができます。そうなったら、いよいよ“超楽観的”を手に入れるコツを説明するときでしょう。

 先ほど“楽観的は無責任”な言葉だと言いましたが、“超楽観的は責任ある”言葉になります。この場合の責任とは、言っている本人の責任です。他人がどれほど無理だ、ダメだと言っても、自分だけは“なんとかなるんじゃないのかな”と確信できる能力を身につけることを言います。

 その方法ですが、やり方は簡単です。目の前にあるものすべてが自分にとってラッキーな出来事だと納得できるようになるだけです。実際、多くの人がそれをすでにやっています。

 例えば、目的地に遅れそうになって道を急いでいるときでもおいしそうな焼き鳥屋を見つけたら「今夜寄るか」と瞬間思うでしょう。その瞬間を認識し、その気持ちを大事にすることで超楽観的はスタートするのです。

 もちろん、イヤなこと、悲観的なことが目に入ってきてもいいのです。あえて“いいこと探し”をする必要はありません。大切なのはラッキーを見逃さない目。たったこれだけのことを意識するだけでも、状況は劇的に変わってきますので、試してみてください。

 引用終わり

 

 

 先ほど“楽観的は無責任”な言葉だと言いましたが、“超楽観的は責任ある”言葉になります。この場合の責任とは、言っている本人の責任です

 

 今回私が一番伝えたいことは、「f自我(宇宙)→自分』という自我関数と『Efficacyw1)→w2』というエフィカシー関数をひとつのゲシュタルトと理解できること」の重要性。

 

 じつは、自我関数はもう一つあります。それが重要性評価関数「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」。その最初の「w」とは、各自が生みだすオリジナルの「可能世界」であり、「一人一宇宙」のこと。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 

  ある可能世界「w」において宇宙の全ての存在間で「xyより重要」を定義するpという関数

 

 

 というのが「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」の意味。

 

その「w」が過去の記憶でつくられた「自分」、つまり「被害者」が生みだすものであれば、その世界(現状宇宙w1)で「復讐」に成功したと思おうが、それはただそれだけのことです。

 S-04-11~3:本当の幸せを感じられない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23107579.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23170992.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23234058.html

 

 そうではなく、「w」を未来(ゴール)の記憶でつくる「ゴール世界w2」に書き換えるなら、そこで成し遂げる「復讐」は、きっと縁ある人々を勇気づけ希望を与えるものになります。

 L-05220207月シークレットレクチャー -02;縁により「呪縛」は「希望」にかわる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27587288.html

 

  w」は自身が生みだす可能世界である。では、どのような「w」を生みだすか?

 

 それを自分で決めてください。

 F-384:ロバート・メーガーの「3つの質問」 <vol.4;役割/責任「Intentionality」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36189008.html

 

それが博士が仰る「本人の責任」です。

S-04-05:自責の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22669112.html

 

 

 以上です。補足を加えた私の意図まで感じていただけたらうれしく思います。

 御質問ありがとうございました。

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 前々回(Q-446)はジェダイのヨーダ(Yoda)、前回(Q-447)はシスのパルパティーン(Sheev Palpatine)について触れました。これらのキャラクターには実在のモデルがいることを御存知ですか?

 

 じつはヨーダのモデルとなったのは、理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン(1879~1955年)。

 アルベルト・アインシュタイン - Wikipedia

 

 ヨーダの顔立ちはアインシュタインの乱れた髪と深い知性から取り入れられ、その教えは知識の力と責任に対するアインシュタインの慎重な姿勢を反映しているのだそうです。

 S-02-11:アインシュタインの“直観”の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18911304.html

 

 対してパルパティーン(ダース・シディアス)のモデルとなったのは、米国第37代大統領 リチャード・ニクソン(1913~1994年)。

 リチャード・ニクソン - Wikipedia

 

 SWの創造主 ジョージ・ルーカスは「法と国家安全保障を名目に制度を操作し対立を利用して絶対的な支配を築く指導者」、つまり「抽象度の低いリーダー」を描こうとしました。

 F-274:冗長性と多様性 <vol.6;プロフェッショナルなマインド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30503310.html

 

 前者は科学の象徴であり、後者は政治の象徴 SWの物語を「科学vs政治」と理解するなら、それは決してフィクションではなく、現在進行形の戦いのメタファーだとえいます。

 F-281~:「社会が変わってしまう」~あるワクチンの話~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_424261.html

 

 私がSWを観ていて感じるのは、「攻撃ではなく、慈悲によって打ち克つ」という希望。

慈悲こそが、本当の意味での「復讐」を可能とする力(フォース)なのだと信じています。

 L-06520209… -05;「生と死の間/ between life and death」に向き合い、「生/life」そのものを磨き上げる

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28529789.html

 

 

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F-303:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.5;芸術とコーチング(Authentic Coaching)とリーダーシップに共通する境地

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32078054.html

F-329:ゴールのカテゴリ「家族」の意味

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33361361.html

F-399~:縁起から得た“希望/HOPE”の体感

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431198.html

L-07620211月シークレットレクチャー -05;部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29515037.html

L-08620213月シークレットレクチャー -09;部分を統合し、全体を書き換え、部分に落とし込むワーク ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30210986.html

Q-400~:ヒーリングやコーチングと意識状態の関係を教えてください

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430215.html

 

 

すごい私になれる魔法の名言




Q-447:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <後編;plan-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 前編(case-side)と後編(plan-side)にわけて回答します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 *前編(case-side)はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37464625.html

 

 

Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A2:ゴールの基本条件1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る を意識に上げながら、もう一度自身の言葉を確認してください。

もしも今までは気づかなかった何かを感じたなら、そこに新たなゴールの手がかりがあるはず。気楽に取り組みながら、ぜひとも見つけてください。新しい世界(未来)を。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 と前回(Q-446)の最後に書きましたが、本当に見つけて欲しいのは、新しい「自分」です。前回引用した苫米地博士の言葉を用いると、新しい「感情と記憶をワンセットにした脳への刷り込み」であり、新しい「ブリーフシステム」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 「自分」とは、自我(関数p)のことでもあります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 自我とは、部分関数「f自我(宇宙)→自分」であり、重要性評価関数「w∀y∃xp自我(x,y)}x,y∈宇宙」↓

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 じつは「自分」にこだわるほど、「新しい世界(未来)」は感じられなくなります(=スコトーマに隠れる)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

実際、コーチングでは、自我(関数p)を書き換えようとはせず、「新たな可能世界w2を生みだし移行する(w1w2)」ことをサポートします。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

 可能世界が移行すると結果的に自我が変わることにはなりますが、自我(関数p)を書き換えることがコーチングの目的ではありません。もしも自我に関わってしまったなら、それはコーチングではなく、洗脳です。

 L-163202201月シークレット… -07;「ゴールを見つける近道」に仕込まれた洗脳

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34339393.html

 

 「自分の自由意思でゴールを設定する」という場合も、自分=ブリーフシステム=自我 への執着が強いほど、それはゴールではなくなっていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

4)自分中心を捨て去る」ことができなくなるから。

 

4)自分中心を捨て去る」からこそ、スコトーマが外れ、「1)現状の外」を感じることができるようになります。

L-10120218月シークレットレクチャー -03;自分中心を捨て去る=解放

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31210545.html

 

 それは「抽象度が上がる」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 抽象度が上がるほど、「被害者」は自分ばかりではないことがわかり、誰もが傷ついていることがわかります。

自分と同じように(あるいはそれ以上に)苦しんでいる人々の苦しみをまるで自分の苦しみのように感じ、少しでも軽くしたいと心から思えるようなったとき、新たなゴールが見つかるはず。そんなゴールの実現に向けたアクションは、すべて「慈悲の実践」です。

 Q-361:“自分以外を幸せにする”がわからずモヤモヤしています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33551039.html

 

 苫米地博士は、著書「近未来のブッダ 21世紀を導くリーダーの鉄則」(サンガ、p153)の中で、「現代の慈悲の指標となる五つのプラス感情」を挙げられています。その「プラス感情」とは、「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」。

 F-209:マトリックス/Matrix -04Resurrections;慈悲的人類の進化>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27122988.html

 

 「現代的・大乗的コンパッションは、『一緒に、嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい』でいいのです」と語られる苫米地博士は、このような条件をつけられています↓

 

 

 ただし、一緒に楽しんだり誇らしくなったりして幸せになる主体は、つねに相手・自分以外です。コンパッションの「conm)」は相手が主体であって自分が主体ではありません。自分が楽しいことが隣の人の楽しいことである保証はどこにもないので、そこは自分の抽象度を一つあげて見極めないといけません。

 

 

 以下、「近未来のブッダ」(p155)からつづきの部分を引用します。「いつか必ず復讐してやる」の「復讐」について自問しながら読み進めてください。

 (参考にこちらもどうぞ↓)

 F-234~:自由訳「revenge」と「avenge

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_419026.html

 

 

実現すべきは相手の利益の最大化

 とにかく抽象度を一段階ぐらいでいいので、上げましょう。二段階、上げられれば理想です。その上で相手が楽しいことを自分も楽しむ。そして、そこでのポイントは、自分以外の人の利益の最大化です。

 ですから「おれが飲んでいる酒はうまいからおまえも飲めよ」や「私が持っているこれはすごく便利だからあなたも持ったら?」はNG。じゃあ、相手の利益とはなにかという基準が、プラスの五大感情です。

 自分以外の人がとにかく「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」と思えることを実践するのが慈悲です。それも、できるだけたくさんの人にそう思ってもらえるといいです。そして、そのたくさんの人の中に自分も入れていいのです。主体が自分以外なら、自分も「嬉しい・楽しい・気持ちいい・清々しい・誇らしい」と思える大きな船に乗っていいのです。だって、地球人全体への慈悲なら、そこに当然、自分も含まれるのですから。

 

◆慈悲実践のポイント

 自分以外の人の利益の最大化

 引用終わり

 

 

 とにかく抽象度を一段階ぐらいでいいので、上げましょう。二段階、上げられれば理想です。その上で相手が楽しいことを自分も楽しむ。そして、そこでのポイントは、自分以外の人の利益の最大化です

 

 この苫米地博士の言葉が、私が伝えたいことであり、回答のコア。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。

 御質問ありがとうございました。

 

Q-448につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE         

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

 念のためですが、私は「復讐」を完全否定する立場ではありません。ただ、縁起のつながりの中で「復讐」は“善”にも“悪”にもなってしまうことを忘れないでほしいのです。

もしも誰かにとって“悪”になるのなら、その「復讐」は失敗だといえるから。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 では、不完全性が証明された現代において、“善”と“悪”の違いをどのように考えればいいのでしょう?

 

 

 今回も映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」のダゴバの場面を紹介します。真剣に読み、素直に感じ、そしてしっかり吟味し受け止めながら、自分自身の“善”を見つけてください。「復讐」をやり遂げるために。

 (下記ブログ記事からの引用です↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24187449.html

 

 

〇不完全性定理 / 空観・仮観・中観

 先程、「父の中の“善”を感じたルークは」と書きました。その“善”とは何でしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681205.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6681282.html

 

ダゴバで修行中のルークは「善悪をどう区別すればいいのですか?」とヨーダに質問します。ヨーダは「冷静で心安らかにいることだ。ジェダイは知識と防御のためにフォースを使う。決して攻撃のためではない」とだけ語ります。

これは、1)ファイト・オア・フライトに陥るな、

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

そして、2)情報空間(超情報場)のエネルギーを上手く使い、

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20276623.html

3)思考し続けよ、という意味でしょう。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

 それは、西洋哲学的には「不完全性・不確定性を忘れるな」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 そして、東洋(釈迦)哲学における「空観(くうがん)を忘れず、仮として生きよ」「中観であり続けよ」という教えと同じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 対して、じつはシスであるパルパティーン(ダース・シディアス)は、「おまえもすぐに私のよさがわかるようになる」とルークに語ります。その言葉に滲み出ているのは“絶対性”。それは空が抜け落ちた実観(じつがん)です。その実観が差別と争いを生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 

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 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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L-177202203月シークレットレクチャー -10(最終回);自由なマインドで「物事を俯瞰し、最速・最短で結果を出す」ためのワーク

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Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

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Q-437:コーチングは行動科学とどう違うのですか? <vol.4;コーチングは新たな「縁起」づくり>

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Q-438:ぐっすり眠ることができず、最近はめまいが続いています 体調不良が続いており、申し訳ない気持ちと不安でいっぱいです

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近未来のブッダ



F-416:「楽しい日本」を目指す総理が「あんまり楽しいことはない」とぼやく姿に学ぶ <vol.3;「楽しさ」=ゴール設定&達成 =〇〇>

 

 参院選大敗後も「職責を全うする」と繰り返していた石破茂総理大臣が、突然、辞意を表明しました。

 

ほんの10ヶ月前、石破総理が国民に向けて語ったのは、「一人ひとりが主導する『楽しい日本』を目指す」でした。

 

ところが、先月(20258月)開催された国際会議(TICADアフリカ開発会議、横浜)後の晩餐会において、「楽しい日本」を目指しているはずの総理は「もう仕事の話はやめましょう。疲れますから。大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」と発言しました。

 

 その発言を縁にコーチとして考えたことをまとめます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 vol.1;「楽しい」は大切ではあるが

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37400550.html

 vol.2;「楽しさ」って何? そもそも「心」って何?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37438818.html

 vol.3;「楽しさ」=ゴール設定&達成 =〇〇

 

 

 心とはメカニズムである

 心にもホメオスタシスの働きがある

 

 それが「心」の本質。

 そのことを苫米地博士が理論化されたのが、苫米地理論の第1世代「サイバーホメオスタシス理論」です↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 その「心」の本質を踏まえた上で、もう一度、苫米地博士のこの言葉の意味を考えてみましょう。

 

  まずは脱洗脳!

コーチングは脱構築 !!

 

 前回(F-415)、私は「脱洗脳」「脱構築」のための重要なポイントとして、1)知識、2)重要性、3)役割(責任) のコントロールを挙げました。この3つはスコトーマ(Scotoma)と関係する項目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 なぜ「脱洗脳」「脱構築」と「スコトーマ」を結び付けて考えるのかというと、私たちはそうと知らないだけで(=知識がない)、すでに洗脳されているから。そして、その洗脳された世界がコンフォートゾーン(Comfort ZoneCZ)となっているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 CZは強力に維持され、その外側は認識することができません。つまり、人はCZの内側に閉じ込められているということ(コーチング実践前の状態です)。その“人を閉じ込める力”がホメオスタシス(Homeostasis)です。

 L-158202201月シークレットレクチャー -02;フレーム=BS(囚)問題

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34191211.html

 

 前回(F-415)の引用文で苫米地博士が書かれていたように、ホメオスタシスは生命活動の鍵となるものです。前頭前野が発達した人間の場合、生命活動とは、物理空間に限定されるものではなく、より高次の情報空間にまでひろがっています。つまり

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

抽象度の低い世界ではホメオスタシスの働きでしっかり生きながら(=生存)、同時に、より抽象度の高い次元にホメオスタシスを働かせながら人間らしく生きることができる(=進化・向上)

 

 その「抽象度の高い次元へ向かうホメオスタシス活動」こそがシンの「楽しさ」であるというのが、コーチングを学び実践している私の実感です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すべてはゴール設定からはじまります。ゴール設定とは、「重要度」を決めることです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

ゴール設定により新たな可能世界w2を生みだし、その世界を抽象度の低い次元で実現(実装)する その取り組みすべてがコーチング。それを苫米地博士は「ゲバラ主義」と表現されます。

F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

 さらに抽象度を上げていうと、ゴール設定&達成は「瞑想」だといえます。

 

以下、苫米地博士の著書「洗脳力」(アスコム、p150)より引用します。

 

 

瞑想は苦行ではない。わくわくするほど楽しい

 「止観」の話に戻りましょう。「止観」とは具体的にはどのようなことをすればいいのでしょうか。「止観」とは瞑想でもあります。心の動きを止めて自分自身を見つめる作業、これは即ち瞑想です。煩悩を止めていろいろな宇宙を瞑想で体験する。自分とは、自分と自分以外のすべての関係のゲシュタルトですから、自分を見つめるというのは、宇宙を見つめることでもあります。これが「止観」の基本です。

 では、瞑想とは何か。

 瞑想とは端的に言えば、「抽象度の高い空間を五感を使ってリアルに感じること」を言います。抽象度の高い空間ですから、この世の出来事によって惑わされるような雑念はここにはありません。「今日のごはんは何を食べようか」「次のボーナスはいくらもらえるんだろう」といった思考は雑念です。

 ですが、瞑想はこの世の雑念よりも高い抽象空間をリアルに体感して、そこに生活してしまうことです。

 人間は抽象度の高い思考をリアルに感じることで大いなる快感を得ることができます。それは人間の脳がそれを可能にする構造を持っているからです。

 抽象的な思考は脳の中でも前頭葉、前頭前野と呼ばれる場所でなされます。この前頭葉というのは、前に突き出して大きく巻くような形で下へ食い込み、さらに脳の奥へ向けて食い込んでいます。

 手の中で親指をなかに巻き込むようにして、じゃんけんのグーの形に握ってみてください。親指を除く4本の指でつくる、巻き込んだような形が前頭葉です。親指は脳幹に当たります。脳幹は原始的な欲求を満たすことで快楽を覚えるような器官であり、生命維持のために重要な役割をもつ器官です。

 前頭葉は脳幹を巻き込むような形であり、また、先に述べた、脳幹の中脳VTA領域からのドーパミン経路もあり、脳幹情動と前頭前野情報が連動することができます。つまり、抽象的な思考や仮想世界での出来事に対しても脳幹が情動を感じられたり、抽象的な思考空間を身体性をもって操作したりすることができるようになっているわけです。

 だから、長年座って瞑想していた達磨大師はものすごく気持ちよかったに違いないのです。あるいは、楽しかったに違いないのです。何を考えていたかはわかりませんが、おそらくは「明日、どんな理想の星をつくろうかな」とかそんなようなことをリアルに瞑想していたのでしょう。リアルに感じられれば感じられるほど、楽しくて気持ちいいのが瞑想なのです。

 禅の批判に聞こえると不本意ですが、今の座禅はどちらかというと「苦行」に近いでしょう。ですが、達磨大師がやった禅定による瞑想は「苦行」ではなく、ドーパミンがたくさん出てとても楽しくて気持ちいい行為だったはずなのです。

 座禅を組むときの結跏趺坐とか半跏趺坐と言われる足の組み方も、今の人にとってはやりづらい苦痛を伴うものですが、達磨大師の時代の人たちにとってはあの姿勢がいちばん安定してリラックスできた座り方だったはずなのです。また、本来ならたとえば寝転がって座禅を組んで、瞑想してもいいのです。私の教えているクラスでもできるだけ楽な姿勢をとってもらうように心がけ、「寝転がってもいいですよ」と指導することもしばしばです。

 ただし、寝転がると、リラックスし過ぎて本当に眠ってしまうことがあります。これでは瞑想できませんから、眠らない程度に最もリラックスできる姿勢でやるのがいちばんいいでしょう。

 引用終わり

 

 

瞑想はこの世の雑念よりも高い抽象空間をリアルに体感して、そこに生活してしまうこと

 

 高い抽象空間をリアルに体感」し「そこに生活してしまう」ことは、とても楽しいに違いありません。しかし、その様子(=可能世界w2での生活)を傍から見ると、妄想に浸っているのと同じ。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

ゴール設定で生みだした「高い抽象空間」を、臨場感豊かに他者と共有することがゴール達成です。ゴールの抽象度が上がれば上がるほど、ゴールを達成したときのインパクトは大きくなります。それは「社会(未来)がよりよく変わる」ということ。

Q-394:利己的な思いと利他的な思いが両方ある場合は

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35299303.html

 

ただし、抽象度が上がるほどゴール達成は困難になっていくため、「楽しいことはない」と感じることも増えるはずです。それでもあたりまえのように(=ホメオスタシスの働きで)邁進していくのがリーダーの役割。そして、それがリーダーの責任です。

F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

 

 

 どうすればよりよい社会をつくることができるか?

 どうすればよりよい未来を実現することができるか?

 

 それだけ考え、夢中に生きる。

だからこそ、生きていることが楽しいと感じられ、「楽しい」がまわりにひろがっていく

 

 

 石破総理の「大統領とか総理大臣とかやっておりますと、あんまり楽しいことはございません」という発言を縁に、このようなイメージを体感しました。

 F-158~:無我夢中

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

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F-294~:苫米地式次世代リーダーシップ

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F-301:芸術は高抽象度の未知なるLUB。では、コーチングは? <vol.3最強の自己プロデュース力=火の鳥

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F-346:ヘンシン! <ワーク付き>

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L-08520213月シークレットレクチャー -08;「feel」の体感

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L-167202201月シークレットレクチャー -11(最終回);モーツァルトの音楽を“体感”するワーク

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34445624.html

L-187202206月医療・介護研修会 -10;ビッグなゴールが生みだすもの

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Q-446:未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています <前編;case-side

 

御質問をいただきました。ありがとうございます。

 その一部に回答いたします。

 (変更を加えています)

 

 前編(case-side)と後編(plan-side)にわけて回答します。

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Q:私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

A:「復讐」ですか 楽しみですね。

 Q-398:恨みをメールで送りつけたい<前編;「恨み」の根元にあるもの>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35396123.html

 

 でも、今のままでは心から満足するような「復讐」はできないと思いますよ。なぜだかわかりますか?

 Q-399:恨みをメールで送りつけたい<後編;恨みをコントロールする方法>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35428965.html

 

 「未来において『被害者』という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています」というブリーフのまま迎える「未来」は現状(Status Quo)です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 時間軸上は「未だ来ず」という先のことであっても、その「未来」は今のままのブリーフシステムが生みだす可能世界w1のまま。その世界(未来)でのあなたは、もちろん「被害者」です。

 F-366:日本を世界のリーダーに! 「苫米地式次世代コーチング」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35313236.html

 

 セルフイメージが「被害者」のまま取り組む「復讐」は、大したことではないでしょう。

いつまでも過去に囚われ恨みのような情動に縛られたままでは、IQが下がりっぱなしで冷静な判断や行動ができないからです。

 F-404:自由訳「守破離」 vol.2;「守」× Healing

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37031929.html

 

そんな心の状態を「Fight or Flight」と表現します。動物的で短絡的、そして無計画(=未来を豊かに思い描けない)な心の状態です。

 PM-04-07~8医療・介護現場で生じる苦しみの悪循環 ~ Fight or Flight

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 とても大切なことなので繰り返しますが、恨みのような情動に支配されると判断や行動を誤ります。もっと詳しくいうと、情報次元で認識・理解・評価・判断を誤り、物理次元で行動を誤ります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 恨みは、前頭前野が発達し進化を遂げた人類には、もはや必要のない感情です。

 一度恨みを抱くと、その感情は扁桃体で増幅されてしまいます。すると大脳辺縁系が活性化し、動物的な状態(Fight or Flight)に後戻りします。

それは退化に等しい状態。苫米地博士が用いられる表現でいうと「ブス」です↓

F-312:デジタル自傷行為 <case-side -2;エフィカシーが下がりきった状態=〇〇>

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そんなレベルで行う「復讐」が成功するはずがありません。仮に成功したとしても、何らかの社会的規範を逸脱しているでしょう。一時的に気が晴れるかもしれませんが、あなたのセルフイメージは「被害者」から「犯罪者」、よくても「ブス」に上書きされているはずです。

Q-330:最近「記憶が抜ける」ようなことがvol.5;イメージの限界が自分の限界>

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 そのような未来で本当に満足できますか?

「自分らしい」と胸を張れるのですか?

 

 

 もしも「満足できない」「胸を張ることができない」と思うのなら、これから伝える“偉大なマスター”の言葉を真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。

 その“偉大なマスター”とは、ヨーダ(Yoda)。映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」に出てくる、あのヨーダです。

 (もう一度。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください)

 

 シリーズ2作目(Episode Ⅴ)で、主人公 ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)は惑星 ダゴバに住むという伝説のマスター・ヨーダに会いに行きます。沼地に不時着したままのXウイング(宇宙船)は、ジェダイとなるための訓練中にルークの目の前で沼底に沈んでしまいます。

 ヨーダに促されたルークはXウイングをフォース(心が生みだす力)で引き上げようとしましたが、途中で断念します。「It’s too big」と嘆きながら。

 そんなルークに背を向けながら、小柄なヨーダは軽々とXウイングを引き上げます。フォースを使って。

 ダゴバの沼底から浮上したXウイングを前にして、フォースを使いこなせないルークのブリーフシステムが言葉になってあらわれます。ヨーダはそんな弟子のセルフトークを聞き逃しませんでした。

 

 LukeI don’t... I don’t believe it.

 YodaThat is why, you fail.

 

 ヨーダにあって、ルークになかったもの それは確信であり、エフィカシー。

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 コーチング・プリンシプル「夢をかなえる方程式 I×V=R」でいうと、「VVividness)」であり、臨場感。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 「未来において『被害者』という評価をひっくり返すことができるのはあり得ない」と言っているうちは、決して「被害者」という自己評価(=コンフォートゾーン)をひっくり返せません。エフィカシーが足りず、臨場感がないから。

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そればかりか、どんどん「被害者」にふさわしいセルフイメージが強化されていくはずです。強力なホメオスタシスの働きによって。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 先ほどの「I×V=R」でいうと、目の前の「RReality)」は、すべて「IImagination)」。苫米地理論(第2世代)で補足すると、すべて情報(Information)です↓

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

  被害者なのか? それとも加害者なのか?

  不幸なのか? 幸福なのか?

 

 この世に(あの世も)絶対の基準は存在せず、すべて各自の情報処理によります。

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 つまり、あなたが「被害者」だと思えば被害者ですし、「不幸」だと信じれば不幸なまま。そして、あなたは「復讐」にも失敗するでしょう。いつまでも「被害者」であり、「不幸」だから(…That is why, you fail)。

 

 以下、苫米地博士の著書「すごい私になれる魔法の名言」(主婦と生活者、p135)より引用します。真剣に読み、素直に感じ、しっかり吟味し受け止めてください。Feel

 

 

不幸の記憶は簡単に幸福なものに書き換えられる

 記憶は脳への刷り込みしだい。その差が幸・不幸、好き嫌いの感情となって現れるのです。自分で簡単にできる書き換え方法を伝授します!

 

 不幸を感じる人と感じない人の違いとは何でしょうか?

 そもそも物事に不幸も幸せもありません。たまたま不幸に感じる出来事があったとしても、それがのちにはラッキーだったと思えることはたくさんあります。

 例えば、プロポーズをされた。でも、家庭の事情で受けることができなかった。しかし、後で知ったら結婚詐欺師だった、なんてこともあるでしょう。わかりやすすぎるたとえで申し訳ありませんが、要は「禍福はあざなえる縄のごとし」で、人生の一場面を切り取って判断しても仕方ないということです。もちろん、そのぐらいのことは誰もがわかっていることでしょう。しかし、それでも私たちは幸不幸を感じてしまうのは、なぜでしょうか?

 実は、幸とはこういう状態であり、不幸とはこういう状態であると、あなたの脳が勝手に判断しているのです。例えば、日本人はタコを見ておいしそうと感じますが、ヨーロッパ人は悪魔と感じます。その理由は旧約聖書の中に「水の中にいてヒレやウロコがないものはすべて汚らわしい」とあるからだと言われていますが、事実はタコを食べる習慣があるか、ないかの違いです。ヨーロッパといってもイタリアではタコをマリネにして食べますから、ただただ習慣の問題にすぎないのです。

 では、習慣とはなんでしょうか? それは感情と記憶をワンセットにした脳への刷り込みです。タコを見て「気持ち悪い」と刷り込むか、「おいしそう」と刷り込むか、その差が好き嫌いの感情となって現れるのです。

 幸も不幸も同じで、この状態は幸せ、この状態は不幸せという刷り込みが働いているのです。この刷り込みをコーチング用語でブリーフシステムといいます。これは言葉とイメージと情動がセットになっており、特に大きな影響力があるのが言葉です。タコを見て「気持ち悪い」と何度も何度も、つぶやくからタコは気持ち悪い生き物になってしまうのです。たとえ声に出さなくても心の中で思うだけでブリーフシステムは作られてしまいます。特に「気持ち悪い」「キモイ」などワンセンテンスの言葉は強烈です。

 もっともこれは書き換えることもできるのでご安心ください。そのやり方はやはり短いフレーズを使って「おいしい」と口に出して、あるいは心の中で言うことです。食べなくてもいいから「タコはおいしい」とつぶやく。すると、タコはあなたにとっておいしい食べ物となってくるのです。

 そして、もちろん不幸も一緒です。「ああ、イヤだな」と言わず、とりあえずよいところを見つけて「なんとかしのげてよかった」などと思って、これを何度も何度も繰り返してください。不幸の記憶も「あれがあっても生きている私」と、幸福にすり替えましょう。

 そんな単純なことでいいの? と思うかもしれませんが、人間の脳は単純な繰り返しに弱いのです。つまり、幸不幸もその程度のものともいえるのです。

 引用終わり

 

 

 この刷り込みをコーチング用語でブリーフシステムといいます。これは言葉とイメージと情動がセットになっており、特に大きな影響力があるのが言葉です

 

 言葉とイメージと情動」が“思考の3つの軸”。中でも「言葉」が大きな影響力を持ちます。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 だから、用いる言葉を常に意識に上げながら変えていき、不幸の記憶も「あれがあっても生きている私」と幸福にすり替えてしまいましょう。

 Q-276~:セルフトークのマネジメントについて

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_421937.html

 

 まずすべきなのはそう、ゴール設定。

 ゴールの基本条件は、1)現状の外、2)心から望む、3)人生のあらゆる領域、4)自分中心を捨て去る。

 L-10020218… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 その基本条件を意識に上げながら、もう一度自身の言葉を確認してください。

 

 

私は両親による虐待を受けながら育ち、親戚に預けられた後もいじめに耐えながら生き抜いてきました。時間は未来から流れるとか言っていますが、未来において「被害者」という評価をひっくり返すことができるのはあり得ないと思っています。いつか必ず復讐してやります

 

 

 もしも今までは気づかなかった何かを感じたなら、そこに新たなゴールの手がかりがあるはず。気楽に取り組みながら、ぜひとも見つけてください。新しい世界(未来)を。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

Q-447につづく)

 

 

CoacHing4M2 EDGE          

 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

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