苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

 このブログにアクセスしてくださり、ありがとうございます。
 「一人ひとりの心の平和がひろがることでWorldPeaceが実現している」というゴールに向かって、その福音となるコーチングや苫米地理論について御紹介しているブログです。未読の方はぜひ「The Power of Mind Ⅰ(全九章)」をお読みください。
 現在、月曜日の「シリーズ編」は休止中です。代わりに「講義・研修・セミナー編」や「質問回答編」を優先投稿し、金曜日に「フリーテーマ」を投稿しています。セミナー開催の告知なども不定期に投稿します。
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Q-173:苫米地博士のゴールはなぜ「世界平和」ではないのでしょうか?

 

 御質問をいただきました。ありがとうございます。

抜粋した下記部分について、回答させていただきます。

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

Q:苫米地博士のゴールは世界の戦争と差別を無くすですが、なぜ世界平和ではないのでしょうか?

~の無いは無意識にあることを前提としてしまいます。そうなると結果として戦争と差別を肯定してしまわないのでしょうか?

 

A:苫米地博士の意図ははかりしれません。あくまで私の考えだと御理解ください。

 

 鍵になるのは「抽象度のコントロール」だと思います。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 何らかのイメージ(I)の抽象度が高すぎると、臨場感が下がり(V)、“現実”ではなくなります(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 その一方で、抽象度が低すぎると、情報量が増えてマネジメントが難しくなります。抽象度がさらに下がると、矛盾や対立が生まれ、“現状”さえ維持できなくなることでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 だから「世界平和」という一語ではなく、「戦争と差別をなくす」という表現を使われているのだと思います。「戦争と差別をなくす」は、御指摘のとおり、「戦争」「差別」の存在が前提となっています。アファメーションとしては決して理想的ではありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14973460.html

 

私は、博士があえてこの表現を使われていることに、アファメーションとは異なるマインド(脳と心)の使い方を示す意図を感じます。うまく表現できませんが「効率のよいエネルギーの取り出し方」といった感じでしょうか。

その感覚は「シリーズ編第3弾」にまとめています。ぜひ参考にされてください↓

S-03~:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロールする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 簡単にいうと「密教方式」。すべてが空(くう)であるとわかっていながら、あえて霊を認め除霊・浄霊を行う感じです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 霊の存在を前提に除霊や浄霊を行うのは「臨場感をほどよく維持する」ため。そして、そこには「相手のために」という明確な意図が含まれています。それが大乗です。

霊(苦)を実感している人とわざわざ同じように感じてあげて、それを解消(解決)してあげる

それは相手の立場にたった対処法であり、「100%クライアントの利益のため」というコーチの心得にも通じるものです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23512794.html

 

 縁起、すなわち「原因によって結果が起こる」は、釈迦哲学の根幹をなす教えです。そして、それは「自分を含めてすべては他の何かとの関係性で成り立っている」ということであり、「関係が存在を生みだす」ということです。だから

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 一人ひとりの心に平和が訪れた結果(証)として世界平和が実現する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16799778.html

 

そんな「心の平和→世界平和」のために、「まずは各自が自身の心に潜む『戦争(争い)』『差別』に気づいてね」(ケースサイド)、「そして、それらを余裕で解決していってね」(プランサイド)という博士の思いがこめられているのではないでしょうか。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 さらに言うと、世界平和そのものというよりは、平和を希求する人生で各人が実現する進化・向上こそが博士の願いであり、期待であるような気がします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 以上が私の見解です。

 御質問ありがとうございました。

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 一人ひとりの心に平和が訪れた結果(証)として世界平和が実現する

そんな「心の平和→世界平和」のために「まずは各自が自身の心に潜む『戦争(争い)』『差別』に気づいてね」(ケースサイド)、「そして、それらを余裕で解決していってね」(プランサイド)という博士の思いがこめられているのではないでしょうか。

さらに言うと、世界平和そのものというよりは、平和を希求する人生で各人が実現する進化・向上こそが博士の願いであり、期待であるような気がします

 

 その進化・向上を「ゴール設定&達成を強力にサポートすること」で実現することが、私たち苫米地式コーチの機能・役割です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

-関連記事-

Q-042~:「明確にリアルに目標がイメージできた時点でほぼゴールに近づいた」とは具体的にどういうことでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

Q142~:現状の外にゴールが設定できている状態と現実逃避に陥っている状態とでは何が違っているのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_400116.html

Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

L-01320201月シークレットレクチャー -13<最終回>;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 08;スピリチュアルペイン対策は、いつから、どこで、行われるべきか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24746334.html

 09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24830211.html

 12;生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24873853.html

 13<最終回>;シンのスピリチュアルペイン克服、シンの自由

 

 

 自らに由る

その「自」を探求し続けることが、「生と死の間(between life and death)への関心」であり、「生きること」です。それは重要性関数(評価関数)としての「自」を書き換え続けると同時に、部分関数としての「自」を拡大し続けること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 だからこそ、自由な心のままで(空観)、縁起のつながりという“束縛”をしっかりと生きることができます(仮観)。それが中観の生き方のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 

以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ)からの引用の続きです。「自分(自我)」「生と死の間(between life and death)」をイメージしながら読み進めてください。

 

 免疫システムでも、病原体によって自我が生まれるというよりは、病原体と免疫との関係、縁起によって自我が生まれると言ったほうが正しいのです。免疫自身が病原体を選んで評価しているわけではなく、何らかの縁起によって出合った免疫と病原体の関係によって、免疫の自我が決定するからです。

 人は自我を、自分の基準で評価する評価主体であると捉えがちです。子どもの自我が芽生えると言うときの自我もたいていはそういう意味です。自分のやりたいこととやりたくないことの区別がつく、好きなものと嫌いなものとの切り分けができるようになることを、子どもの自我が芽生えてきたと表現します。

 しかし、例えば釈迦はそうした評価を下しません。

 たいていの人はABのどちらが好きかと問われれば、何らかの基準によってどちらかを選びだします。例えば「お父さんとお母さんとどちらが好きか」と言われたら、多少迷うことはあるかもしれませんが、何らかの基準で選ぶことは可能です。「お母さんとゴリラ」だったら、迷うこともないでしょう。

 ですが、釈迦はここで迷うのです。釈迦は宇宙の構成要素に順番をつけることができないのです。縁起による重要性がすべて同じだからです。

 本質的な自我は、釈迦のように、宇宙の構成要素を重要な順番に並べるということができません。しかし、子どもが大人になるにつれて、評価関数としての自我を身につけ、どんどん釈迦から遠ざかってしまうというのが現実です。

 引用終わり

 

 

 今回の講義のメインテーマは「スピリチュアルペイン」でした。私の考えるスピリチュアルペインの定義は「自己の存在と意味が分からないことから生じる苦痛」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 となると、その解決は「自己の存在と意味」を明らかにすること。「何のために生きているのか?」の「何のために」を見つけるです。

 その「何のために」がゴール。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 だから、スコトーマの中にあるはずのゴールを見つけ、エフィカシーを高めながらそのゴールを達成していくコーチングは、スピリチュアルペイン克服のために確かに有効です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

 しかしながら、「自」に意識があるままでは、いつまで経っても「本質的な自我」には到達できません。なぜなら、本質的な自我は「縁起による重要性がすべて同じ」だから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 自らに由る

 その「自」を評価関数として書き換え続けることは大切です。しかし、本当に重要なのは部分関数としての「自」を拡大し続けることです。それこそがシンのスピリチュアルペイン克服であり、シンの自由といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

とは言うものの、「縁起による重要性がすべて同じ」という本質的な自我に到達することは途方もないことのように感じられませんか?

(その「途方もないこと」にビビるようなら、それは“現状の外”の可能性が高いといえます)

 

私の勝手な理解ですが、苫米地博士は、必ずしも「縁起による重要性がすべて同じ」という境地を求められてはいません。クライアントはもちろん、認定コーチに対しても。

では、どんな境地を目指すべきなのでしょうか? どのような心がけを行えばよいのでしょうか?

 

私の考えは続編「20213月シークレットレクチャー」で。メインテーマは同じく「スピリチュアルペイン」で、サブテーマは「○○」(←漢字二文字、自由を得た者の心構え)です。お楽しみにw

 

 

-追記2

 「自由と抽象度」について思いめぐらしてみました↓

 PM-05-2122:現代分析哲学を用いた「自我=私」の定義から明らかになる自由の意味

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10543825.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10543909.html

 

 

-関連記事-

PM-04~:苫米地理論で見える医療・福祉現場のスコトーマ(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13076878.html

Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

Q-073~180804医療講演会レポート

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_318161.html

F-122:免疫力をあげる!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/21245972.html

S-03-00:心のエネルギーとは何か? ~カナックス事件に学ぶ“心のエネルギー”をコントロースする方法~(目次)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

S-04-00:さぁ「人間関係の悩みを克服する旅」をはじめよう!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/22305802.html

 

 

-告知-

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F-172:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ -最終回- vol.4-4「死」;well-aging <ワーク付き>

 

 最近、「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読みました。読後に医師&コーチとして考えたことをまとめます。

 

vol.1「生」;好きなことだけやる

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

vol.2-1「老」;anti-aging <ワーク付き>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24337669.html

vol.2-2「老」;anti-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24402109.html

 vol.3-1「病」;with-aging <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24466811.html

 vol.3-2「病」;with-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24549392.html

 vol.3-3「病」;with-aging <ワーク付き>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24604120.html

 vol.4-1「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24655350.html

 vol.4-2「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24719389.html

 vol.4-3「死」;well-aging

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24786250.html

 vol.4-4「死」;well-aging <ワーク付き>

 

このように様々な縁起により、「Total」として、一人の人間の命がダイナミックに形成されています。

この「一人の命を構成しているたくさんのいのち」という関係を人類(または地球)と地球上で暮らしている70数億人の関係に当てはめると、「人類(または地球)という一つの大きな命(全体)を構成しているたくさんのいのち(部分)」が私たち一人ひとりの命であるといえます。

つまり、私たち一人ひとりはより大きな人類(地球)という生命の一部。縁起のネットワークのひとつの結び目です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

そして、ひとつの細胞がその役割を果たし終わったら次の細胞に置き換わるように、私たちはいのちをしっかり次世代につないだ後には自らを消すべき存在であるといえます。もしも人間が死ななくなると、人類(地球)が滅びます。死ななくなったがん細胞がその集合である個体を死に追いやるように。

 

個をより大きな存在の一部とみなすことこそ「Total」という概念の重要な部分です。それは「抽象度を上げること」そのものであり、仏教でいう「無分別」の実践です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

そして、それは“無敵”へといたる旅!

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

その旅の途中に、さらに高次の抽象度空間(情報場)への扉が開かれ、アブラハム・マズローが晩年に付け加えた「自己超越の階層」に到達します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

では、vol.4-2「死」(F-170)で御紹介したワークに再度取り組んでみましょう。前回の答えはいったん忘れ、まったく新しい“自分”オリジナルの答えを見つけなおしてみましょう。

苫米地博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ)中の下記文章(前回引用のつづき)を参考にされてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24719389.html

 

 引用開始

 これに対して、「すべてのものは『空』であるとしても、関係性(縁起)によってそれぞれの役割があり、たとえ仮の存在であっても、その存在や現象の役割を認めて見てみようという見方が「仮観」です。

 存在そのものは「空」であっても、その「空」である存在に役割があるのだから、その役割を積極的に見ていこうとするものの見方です。「空」であることから一旦離れて、役割のほうに注目していこうという見方とも言えます。

 映画にたとえると、常に「映画というのはすべてフィクションなのだ」という視点で映画を見る見方が「空観」で、「映画はフィクションだが、そのストーリーには役割があり、意味があるので、ストーリーの中に積極的に入り込んで臨場感を最大限に感じながら、お話しをしっかりと見ていこう」という視点で映画を見るのが「仮観」と言えるでしょうか。

 そして、この二つの見方の間に立って、同時に成り立たせる見方が「中観」です。「空観」と「仮観」よりも一つ抽象度が高い見方と言えるでしょう。「空観」の視点でフィクションだとしっかり認識しつつ、「仮観」の視点でその役割を認めて、フィクションの世界に価値を見いだす視点が「中観」なのです。

 「仮観」とどう違うのかと思うかもしれませんが、「仮観」は「空観」の対立項で、存在は「空」であるということを知っていても、あえてそうした見方をしないで、役割のほうを見る見方であるのに対して、「中観」は存在が「空」であることも積極的に認め、それをしっかりと認識しながら、同時に役割にも価値を置くという見方です。

 これまでの話で言えば、「妄想だとわかって宗教の壮大なストーリーに価値を見いだす」のが「中観」的ものの見方なのです。「仮観」の場合は、「妄想だが、妄想であるとは見ずに、ストーリーに浸ってしまう」見方と言えるでしょう。

 この「中観」というものの見方は非常に重要です。宗教は妄想ですが、役割があり価値があるなら、妄想だってかまわないと見るわけです。もちろん、妄想であることをしっかりと認識して、同時にその妄想に価値を認めるわけです。

 死が怖いとか、死に接して心の整理がつかないと言って、日々、悶々として生きるよりは、「いや、死は怖くないんだよ」という妄想によって明るく生きたほうがいいわけで、妄想だとわかったうえで、その妄想にあえて乗ってしまうことは何の問題もありません。

 ただし、何度も言う通り、妄想だとはっきり教えてあげないと、戦争が起こってしまいます。本気で唯一絶対の神を信じてしまったら、神が「信じないものは殺せ」と言った場合、本当に殺してしまうわけです。でも、妄想だとわかっていればそんなことは起こりません。映画の主人公が何を言っても、それに従う観客がいないのと同じことです。

 西洋の宗教で問題なのは、「空」の考え方が抜け落ちていることです。「空」の考え方がありませんから、「空観」もありませんし、「仮観」もありません。もちろん、「中観」もあり得ません。

 フィクションを実物だと思い込んでしまう思想なのです。実物だと思ってしまうと、隣の世界を認めることができなくなります。「信じるものは救われる」=「信じないものは救われない」=「信じないものは神が排除してもいいと認めている」という論理になってしまうのです。

 また、すべてのものが「空」ではなく実物であるなら、大きければ大きいほどいいと考えてしまうのも、道理というものです。ビルは高ければ高いほどいいと考え、領土は広ければ広いほどいいと考え、金(マネー)は多ければ多いほどいい、ということになってしまうのです。

 ビルも領土も金も「空」だと知っていれば、そんなものにこだわること自体が無意味だとわかるはずです。

 そもそも金(マネー)というのは、物々交換を媒介する道具です。ところがいつのまにか、その道具ばかりを増やすことに心血を注ぐようになってしまいました。すべてを本当にあるもの、実であると考えてしまったからです。

 引用終わり

 

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 

 いかがですか?

 前回(F-170)と比べて、どんな変化が生じましたか?

 

前回と今回の答えの違いは、抽象度の違いのはず。そうやって抽象度の階梯をのぼっていくことで(人間形成)、人は“The Power of Mind”を手に入れていきます。

もしも「Total」に通じるような大きな何かを感じられたなら、きっとそのちょっと先にはシンの平和が待っています。平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”といえるはずです。

 今後の「フリーテーマ」での投稿(F-176~)で掘り下げていきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/16799778.html

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

 このシリーズの冒頭(F-163)で、「ウルマンの『悩みや疑い・不安や恐怖・失望、これらのものこそ若さを消滅させる元凶である』という主張(claim)が証明されたといえます」と書きました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24281579.html

 

 厳密には、この表現は△です。因果関係を考えると、情動(悩み・疑い・不安・恐怖・失望)は結果であり、因ではないから。

 

「情動」も「若さの消滅」と同様に結果にすぎません。「マインドでの情報処理」の結果です。その情報を生みだすのはゴール。だから、コーチングが重要なのです。「ゴールがない」「ゴールが間違っている」「ゴールが不明瞭」というのが、ウルマンの言う“元凶”といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24205164.html

 

Goal comes first」(by Mr. Lou Tice)ということです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23715889.html

 

 

-関連記事-

F129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

PM-00-06:第六章(職場への苫米地式コーチング導入挑戦と明らかになった課題)目次

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15110477.html

 

 

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L-01220201月シークレットレクチャー -12;生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 08;スピリチュアルペイン対策は、いつから、どこで、行われるべきか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24746334.html

 09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24830211.html

 12;生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙

 

以下、認知科学者 苫米地英人博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ、開拓社から再販)からの引用の続きです。「自分(自我)」「生と死の間(between life and death)」をイメージしながら読み進めてください。

 

 先ほど、自我を定義しようとするとき、重要だと思えるものを順に並べていくということを述べました。これを「重要性関数」もしくは「評価関数」と言います。

 自我とは、宇宙の中で自分にとって重要なものを並び替える重要性関数であるとも表現できるのです。自我の定義はいろいろある、と言うか、一義的に定義できないため、いろいろな側面から見ていくことになるのですが、その一つの側面にこの重要性関数という見方があるわけです。

 「コーヒーと紅茶とどっちが好きですか」と聞かれて、「コーヒーです」と答えたとすれば、それも一つの自我です。そのとき、「私にとっては紅茶よりもコーヒーのほうが重要である」というように、重要性という基準で宇宙の一部を並べ替えているのです。

 ただし、これは本質的な自我ではありません。何度も言う通り、この方法によって自我を完全に定義することは不可能だからです。この方法では、宇宙を自分の基準で評価するものが自我である、あるいは、評価することによって自我が生まれることになってしまいます。本来はそうではないはずです。

 引用終わり(次回につづく)

 

 前回(L-011)、「限界を壊すこと」はゴール設定からはじまり、ゴール設定を重ねること(再設定)が「生と死の間(between life and death)」を明らかにしていくことを説明しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

それは過去の呪縛から“自分”を開放し、新たに自我を定義すること。

過去の記憶でつくられたブリーフシステムを自由意思で再構築することができると,「無人運転」「自動運転」ではない“自分”オリジナルの人生(=生と死の間)を創造することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 すると、ゴールを達成した未来の結果として今を生きることができるようになり、目にするすべてがゴール達成のための大切な縁起(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なぜなら、ゴールに関係するもの(T)だけがRAS(網様体賦活系)のフィルターを通り抜け、ゴールに関係ないもの(Nil)をスコトーマに隠すから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 それは「重要性という基準で宇宙の一部を並べ替えている」ことですが、苫米地博士は「本質的な自我ではない」と警告されています。

 

では、「本当の“自分”」「本質的な自我」を定義し「生と死の間(between life and death)」を明らかにするために、何を心がければよいのでしょうか?

 

 

 答えは「自分中心を捨てる」です。

 

 繰り返しになりますが、ゴールは 1)100%want to2)自分中心を捨て、3)“現状の外”。

自分中心を捨てたゴールの再設定を繰り返すことで、どんどん“自分”を拡張していくことができます。ますます抽象度が上がるからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

その“自分”の拡張は「自我が縁起宇宙全体に広がっていく」ことでもあります。それこそが「克己」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268337.html

 

 それは「生と死の間(between life and death)= 縁起宇宙」ということ。私はそんな意識状態が「一念三千」であり、そんな生き方が「一期一会」だと思っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23177616.html

 

 そして、それこそがシンの自由です。

 自由

 そう、このレクチャーのサブテーマ「○○」とは「自由」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 自らに由る

その「自」を探求し続けることが、「生と死の間(between life and death)への関心」であり、「生きること」です。それは重要性関数(評価関数)としての「自」を書き換え続けると同時に、部分関数としての「自」を拡大し続けること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 だからこそ、自由な心のままで(空観)、縁起のつながりという“束縛”をしっかりと生きることができます(仮観)。それが中観の生き方のはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

L-013につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

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-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

「生」と「死」の取り扱い説明書(苫米地英人コレクション)


L-01120201月シークレットレクチャー -11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする

 

20201月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う3回の講義の初回。メインテーマは「スピリチュアルペイン」で、初回のサブテーマは「○○」。

その講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

ぜひサブテーマを想像しながらお読みください(漢字二文字ですw)。スピリチュアルペインやトータルペインは過去のブログ記事でも取り上げていますが、きっと新たな発見に驚くはずです。

 

 01;「全人的苦痛(トータルペイン)」と「4つの苦痛」の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24505924.html

 02;身体的苦痛

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24553696.html

 03;身体と心は○○○○ -前編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24575354.html

 04;身体と心は○○○○ -後編-

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24617501.html

 05;「4つの苦痛」と健康(well-being)の関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24642277.html

 06;「4つの苦痛」(部分)どうしの関係

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24682654.html

 07;スピリチュアルペインとは?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 08;スピリチュアルペインへの対処は、いつから、どこで、行われるべきか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24746334.html

 09;抽象度の高い視点により混沌(カオス)からシンプルな法則を見いだす感覚

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24767587.html

 10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 11;ゴール設定の積み重ねが「生と死の間(between life and death)」を明らかにする

 

認知科学者 苫米地英人博士は、ルー・タイス氏の言葉を下記のように言い換えていらっしゃいます。

 

 

人間の限界はイマジネーションの限界がつくる

イマジネーションによって人は限界を作り、それを壊すことで新しい世界を獲得していく

 

 

 その「限界を壊すこと」はゴール設定からはじまります。1)100%want toで、2)自分中心を捨てながら、3)“現状の外”にゴールを設定(再設定)していくことで、限界を超えていくことができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そして、その積み重ねこそが「生と死の間(between life and death)」を明らかにしていきます。なぜでしょうか?

 

 

“現状の外”にゴールを設定するということは、「“自分”を新たに定義する」ことだからです。「自らに由る」というときの「自」を想像(イメージ)しなおすことがゴール設定です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

それは過去の呪縛から“自分”を開放すること。

過去の記憶でつくられたブリーフシステムを自由意思で再構築することができると,「無人運転」「自動運転」ではない“自分”オリジナルの人生(=生と死の間)を創造することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 すると、ゴールを達成した未来の結果として今を生きることができるようになり、目にするすべてがゴール達成のための大切な縁起(T)に感じられます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 なぜなら、ゴールに関係するもの(T)だけがRAS(網様体賦活系)のフィルターを通り抜け、ゴールに関係ないもの(Nil)をスコトーマに隠すから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そんな「自然にラベリングができている状態」は完全なる前頭前野優位。高いIQを自然に発揮し、さらに創造的に「生と死の間(between life and death)」を見いだすことができます。もちろん、傍から見ると100%want toです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 

 認知科学者 苫米地英人博士の「自分(自我)」の見解を御紹介いたします。博士の著書「『生』と『死』の取り扱い説明書」(KKベストセラーズ、開拓社より再販)から3回に分けて引用しますので、ぜひ「自分(自我)」「生と死の間(between life and death)」をイメージしながら読み進めてください。

 

免疫システムとしての自我

 

 自我というものを免疫システムとして見ると、非常にわかりやすくなると思います。

 まずは、免疫システムについて、簡単に触れておきましょう。

 ある程度進化した動物には、免疫システムという、外部から侵入する病原体から身体を防御するシステムが備わっています。さまざまなシステムがあるのですが、ここで問題にするのは、いわゆる抗原抗体反応を起こすときの、抗体の仕組みについてです。

 免疫システムを持った生き物の体内には抗体(免疫グロブリン)と呼ばれるものが備わっています。この抗体は、それ自体では特に何かをするようなものではありません。言ってみれば、ニュートラルなギアに入っているようなもので、単体で何らかの働きをするわけではありません。

 抗原(病原体)が体内に侵入すると、その抗原に合わせて自身を変化させ、抗原を撃退する役割を果たすようになります。病原体にはさまざまな種類がありますし、似た病原体でもさまざまに変化するため、免疫は病原体が侵入するごとに自分を作り替えていかなければなりません。

 はしかや水疱瘡、おたふくかぜなどが、一度罹ると二度と罹らないと言われているのに対し(実際には複数回罹る人もいるようですが、一般的にはこう言っていいでしょう)、インフルエンザには何度も罹ってしまうというのは、前者の病原体は変化が小さいので過去に獲得した免疫が有効に作用するのに対して、後者の病原体は短いサイクルで大きく変わるため、過去の免疫が有効に作用しないからです。

 このように、免疫(抗体)は自分自身では自我というものを持ちません。抗原(病原体)が現れて初めて、自我を獲得できるわけです。

 だとすれば、免疫にとって自我とは「病原体との反応」だということになります。他者との関係によってしか自分を説明できないという点で、人間の自我とそっくりなのです。

 引用終わり(次回につづく)

 

L-012につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-関連記事-

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https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879680.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

「生」と「死」の取り扱い説明書



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