苫米地理論を研究し、苫米地式を実践する <CoacH T>

認知科学者 苫米地英人博士に学び活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

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 「一人ひとりの心の平和がひろがり、WorldPeaceが実現している」というゴール実現のために、苫米地理論を研究し、苫米地式を実践するブログです。未読の方はぜひ「The Power of Mind Ⅰ(全九章)」をお読みください↓
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L-234202209月シークレットレクチャー -09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37675977.html

 09;「真の意味でなりたい自分になる」という決意

 

 

 「常識」という名の洗脳が恐ろしいのは、私たちの脳の仕組みに原因があります。

 人間の脳には、スコトーマ(盲点)があります

 世の中のすべてのことを見ているのではなく、自分にとって重要度の高いものしか目に見えないようにできているのです。

 

 これは前回引用した苫米地博士の著書「あなたは常識に洗脳されている」(大和書房、p25)中の言葉。

 

 

あなたは常識に洗脳されている

Kindle版(「脱常識」力)はこちら↓

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つい忘れてしまいがちですが、まずは「『必ずスコトーマがある』という事実を意識に上げ続ける」ことが重要。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 次のステップは「スコトーマを消す」です。そのためのワークが「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、p116)の中にあります。

 

 

苫米地 思考ノート術

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<ワーク:スコトーマを消す>

①知識を増やす

知識により新たなスコトーマが生じるため、②以下のワークと同時に取り組む

②因果を逆に考える

未来を「因」とし、現在を「果」とする。「時間は未来から過去へと流れる」の体感

③自分の視点を否定する

固定観念に縛られず、今までの見方を否定してみる

④正しいと思っている常識を疑う

自分の中にある過去の記憶にまつわる判断を「本当にそう思ったのか?」と自問する

 

*①以外の3つは「スコトーマをダイナミックにずらして確率を上げる方法」

連続的にワークを行い、大胆にずらすことがポイント。詳しくはこちら↓

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36911560.html

 

 

 スコトーマがダイナミックにずれると、きっと“めまいのような体感”を感じるはず。

 F-195:新たな概念「PPPD」の考察

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/26301730.html

 

 それは「Rゆらぎ」の体感ともいえます。

 Q-410:「Rゆらぎ」のゆらぎとは何がゆらぐのですか? どのようにゆらがすのですか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36018695.html

 

そのときに“より高次の抽象度次元”に意識が向いていると、今まではまったく認識できなかったゴールを見つけられます。なぜでしょう?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 答えは「抽象度が上がる →新たな認識 →新たな思考 →理解が深まる →ますますスコトーマが外れる」という変化が起こるから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 この「理解が深まる」ことが「ゲシュタルト化」です。情報を見て(聴いて)、その情報に意味を持たせ、もっと大きな枠組みで理解をする能力がゲシュタルト能力です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 ゲシュタルト能力は、抽象化能力と同じ。この世の中にある(起こる)一見バラバラなものに隠された法則が認識でき、それらの関連性を見いだすことができると(connect the dots)、新しいゲシュタルトができあがります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

それが理解であり、抽象度が上がるということです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 その過程でゴールに向かう足がかりを見つけ(=抽象度が上がる方向性)、同時にゴールを達成する具体的な方法(=抽象度が下がる方向性)を“inventon the way)”していきます。

 F-251:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.8;選択>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29250667.html

 

 私は、これらすべてのプロセスにおいて、欠かすことができない“心構え”があると思っています。コーチングの成否を左右するといっても過言ではない、クライアント自身が獲得すべき“心構え”。それは

 

 以下、苫米地博士の著書「ドクター苫米地の新・福音書 -禁断の自己改造プログラム」(講談社、開拓社より再版、p150)より引用します。

 

 

本当に「なりたい自分」になる決意を堅固にしよう

 私たちが目指すのは、社会や他者に洗脳されやすい抽象度の低い状態から抜け出し、同時に自分を束縛する自我から自らを解き放ち、真の意味で「なりたい自分」「叶えたい夢」「実現したい幸せ」を手に入れることです。

 つまり、「奴隷の幸せ」は求めていない-。

 本章で内部表現を書き換えるに当たって、まずその点を再認識しておきましょう。

 私がなぜ、「奴隷になるな、奴隷になるな」としつこく繰り返すか。それは逆説的に言うと、奴隷が一番幸せであることは間違いないからです。

 自分で何も考えずに、社会の思惑通りに生きるなら、それほど簡単なことはありません。社会や他人に操られていればいいわけですから、何も自分で考えなくていいし、何も自分で決定する必要はないし、自分のしたことに対して何ひとつ責任をとることもない。だからお気楽だし、ハッピーなのです。

 元来が怠け者にできている、楽なほうに流れたい人間にとって、これほど強烈な甘い誘惑はありません。そのために、人はついつい「奴隷の幸せ」を求めてしまう、という見方もできます。でも、本書はそこに、

 「それでいいんですか?」

 という一石を投じたい。「いいわけがない」ことは明快過ぎるくらい明快だからです。

 これまで再三お話ししてきたように、奴隷はある意味で社会や他者にだまされた状態のまま、そうとは気づかずに、自分の夢や幸せとはこういうものだと思いこまされているだけです。哲学的に言うなら、単純に、

 「奴隷の幸せは、幸せではない」

 ということです。

 それは「間違った知識は、知識ではない」のと同じ。たとえば、あなたが誰かから携帯の番号を教えてもらったとして、相手が番号を言い間違えたにせよ、自分が聞き間違えたり、メモリに入力し間違えたりしたにせよ、相手の携帯につながらなければ、その番号は知識と言えるでしょうか? 答えは「ノー」です。正しい知識でなければ知識ではないのです。

 同様に、自由な幸せしか幸せとは言えない。よって、「奴隷の幸せ」は幸せではない、ということです。

 賢明なるみなさんは、すでにこの点を理解されていると思いますが、「奴隷の幸せ」というのは「わかっちゃいるけど、やめられない」ほどの魔力を持つもの。そこに引き戻されることのないよう、プロローグで提示した強烈な“脅し”を思い出してください。要は、

 

 「あなたは一生分の後悔に苦しみながら、死の淵をさまよい続けたいですか?」

 

 ということです。甘い誘惑に負けたら、どんな不幸が待っているかをしっかり認識しておくことが、「奴隷の幸せ」に堕してしまいそうになる自分にブレーキをかけるうえでも役立つでしょう。

 ここは腹を括って奴隷の人生からオサラバし、「私は真の意味でなりたい自分になるんだ」という決意をしっかりと固めてください。

 そして前章のトレーニングを積んだら、あなたはもう準備万端。次の「内部表現を書き換える」技術の習得へとステップアップしていくことができます。

 引用終わり

 

 

 「奴隷の幸せ」というのは「わかっちゃいるけど、やめられない」ほどの魔力を持つもの

 

 その「魔力」の正体は、「情報空間に働くホメオスタシス(フィードバック)」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

 ホメオスタシスが「奴隷の幸せ」に働くのは、「奴隷の幸せ」がコンフォートゾーン化しているからです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 「奴隷の幸せ」がコンフォートゾーン化するのは、それが動物にとってのデフォルトだから。人間も放っておくと動物に戻ってしまいます↓

 F-420:私、うっちゃいました <後編;デフォルト化した社会を変えるために>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37623972.html

 

 そのようなコンフォートゾーンを抜け出す力の起点となるのが、真の意味でなりたい自分になる」という決意

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 アップデートした苫米地式コーチングのフレームで言い直すと、「心から望む可能世界Whを選択した結果として、ゴールにふさわしい自我関数pに変わる(=自在)」という自由意思

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 それが私が思う「欠かすことのできない“心構え”」。一言でいうならば、「意図」です。

 Q-377:同じ抽象度で最適化されたゴールのような気がします

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/34573983.html

 

L-235につづく)

 

 

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-追記-

その過程でゴールに向かう足がかりを見つけ(=抽象度が上がる方向性)、同時にゴールを達成する具体的な方法(=抽象度が下がる方向性)を“inventon the way)”していきます

 

 その思考(意識状態)に欠かせないのが「コンセプチュアル・フロー」。詳しくはこちらでどうぞ↓

 L-08120213月シークレット… -04;言語を用いたゲシュタルト構築 <応用編>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30075139.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

-関連記事-

F-072:「糖尿病リスク予測ツール」に思う vol.2;わかっちゃいるけどやめられない♪

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15394923.html

F-263~4:不満と傲慢のはざまで苦しんでいる君へ <vol.7~8;「知の呪縛」から抜け出すための逆向きのスコトーマ外し>

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F-345:知らないと言う罪と知りすぎる罠

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F-360:自由訳「OODA」 <vol.6;「OODA」とは〇〇〇そのもの ver.2

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35009043.html

L-08820213月シークレットレクチャー -11;コンセプチュアル・フローに隠された“秘密”

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/30266822.html

Q-387~:同じ職場でお客さんに対しての話し方がおかしい人がいます。どう接すればいいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_429772.html

 

 

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L-233202209月シークレットレクチャー -08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

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 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

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当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

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 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

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 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

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 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37651471.html

 08;常識を疑い、奴隷から抜け出す

 

 

  コーチングの実践は実戦

 

 コーチングマインドを持つ者が戦うのは「目には見えない権力構造」であり、その戦いの第一歩が「現状の外へのゴール設定」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ところで、ゴールのポイントを3つ挙げるとしたら何をイメージしますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27497249.html

 

 基本は「現状の外」「心から望む」「人生のあらゆる領域(バランスホイール)」です。

 L-09920218月シークレットレクチャー -01;ゴールの基本条件

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31136092.html

 

 さらに付け加えるならば、「自分中心を捨て去る」。そのポイントについては、苫米地博士の著書「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(徳間書店、開拓社から再販)のStep.6に詳しくまとめられています。

 L-10020218月シークレット… -02;ゴールの基本条件(「頭のゴミ」を捨てるver.

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31184436.html

 

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!(Kindle版)

Kindle版はこちら↓

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 「自分中心を捨て去る」というのは、「自分より他人を優先する」「自分のことは後回し」という意味ではなく、「自分の定義を拡大・拡張する」ということ。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 その本質は「抽象度を上げる」ことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

それは「自」と「他」を分ける“分別”の意識状態から、「自」と「他」を同じ(あるいは一体)とみる“無分別”の意識状態に変化していくことです。

PM-06-13:仮説08)はびこる差別意識

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14249741.html

 

 抽象度が上がるからこそ、スコトーマが外れ、現状の外にゴールを見つけることができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

自分中心を捨て去る = 抽象度を上げる

 

 

 これまでの現状の外側にゴールを見つけると、今までずっと「あたりまえ」と思っていたことが当たり前ではなくなっていきます。私の実体験でいうと、あれだけ素晴らしいと思っていた「民、信なくんば立たず」という言葉がとても虚しく感じられるようになりました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353367.html

 

 「あたりまえ」とは、「常識」のことでもあります。コーチングマインドを持つ者が戦う「目には見えない権力構造」のひとつは、「常識」という名のバイオパワーです。

 F-061~:バイオパワー(生権力)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292569.html

 

 もちろん「常識」に抗うことは簡単ではありません。なぜなら、人間の脳は“常識以外のものを嫌う”ようにできているから。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以下、苫米地博士の著書「あなたは常識に洗脳されている」(大和書房、p25)より引用します。

 

 

◎人間の脳は、常識以外のものを嫌うようにできている

 「常識」という名の洗脳が恐ろしいのは、私たちの脳の仕組みに原因があります。

 人間の脳には、スコトーマ(盲点)があります

 世の中のすべてのことを見ているのではなく、自分にとって重要度の高いものしか目に見えないようにできているのです。

 例えば、あなたがマンションを買おうと思ったとします。そうすると、急にあちこちでマンションの広告が目に付くようになります。

 急にマンションの広告が増えたのではありません。マンションの広告はずっと存在していたのに、まだ買うつもりがなく、興味を持っていなかったので、そこに存在していても目に入ってこなかっただけなのです。

 このような現象を「スコトーマ(盲点)の原理」と言います。

 そして、スコトーマの原理は、「常識」についても同じことが言えます。

 あなたが常識だと思っているものしか目に入ってこないように、脳はできているのです。だから、先ほどの少子化が問題だということも疑ってみることができないのです。

 小さいころに受けた教育、新聞やテレビで言われていることを「常識」だと勘違いしてしまうと、そうでないものに拒絶反応を示すのです。

 例えば、あなたは小さいころから「紙のリサイクルはいいことだ!」と言われてきたのではないでしょうか。地域や学校で、古紙回収をしていたと思います。だから、今「紙は燃えるゴミと一緒に捨てたほうがいい」と言われると、「何を言っているんだ!」と反発します。

 しかしこれは大きな間違いです。紙をリサイクルして再生紙をつくるためには、余計なエネルギーが必要です。紙のリサイクルは、まったく意味がないだけでなく、逆に環境に悪いのです。

 それにもかかわらず、「紙のリサイクルはいいことだ!」という幼い頃からの「常識」に縛られているあなたは、なかなか真実を受け入れられません。

 小さい頃から洗脳された常識は、ずっと私たちの思考を制限するのです。これは、奴隷と同じですよね。

 だから、世の中で言われている常識を疑うことで、奴隷から抜け出すことが大切になってくるのです。

 引用終わり

 

 

 小さい頃から洗脳された常識は、ずっと私たちの思考を制限するのです。これは、奴隷と同じ

 

 だから、「常識」という制約を打ち破り、自由を手に入れる!

 L-01020201月シークレット… -10;記憶でつくられる「思い込み」が自由を奪う

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24808708.html

 

 そんな“脱常識=Not Normal”が、コーチング実践者にふさわしいブリーフだといえます。

 F-388:“心身の不調”の一考察 <vol.4;新しいエスティームのfirst step

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36367342.html

 

L-234につづく)

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

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F-293:今日1日だけは、憧れるのはやめましょう vol.6;リーダーシップの本質

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/31524022.html

F-332:分断緩和のための処方箋 vol.3;「未来のビジョンによる引力の極大化」と「過去からの引力の最小化」

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33515591.html

F-367:義を見て為さざるは、勇無きなり <vol.1;問題も解決も〇〇〇にあり>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35363063.html

F-403~:自由訳「守破離」 vol.1

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431319.html

Q-097~:子どものwant toを大切にしたいと思っていますが、なぜかhave toの押し付けになってしまいます。どうすればよいでしょうか?

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_376974.html

Q-243~:続・気楽に生きたいのですが~「気楽に生きる」ということ~

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418403.html

 

あなたは常識に洗脳されている

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F-421:微笑み返し <前編;ゴールに関係ない感情は

 

 医療・介護の現場はとても過酷です。

 

 その理由はたくさんあると思いますが、とくにコーチとして気になるのが「『老病死(+生で四苦)』に対する恐怖が引き起こす『Fight or Flight』」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8164566.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/8166289.html

 

 「Fight or Flight」とは、人間らしい前頭前野での情報処理よりも、動物的な大脳辺縁系での情報処理の方が優位になっている状態のことです。具体的には「頭に血が上る」「頭が真っ白になる」「血の気が引く」といった状態。そうなるといつもの冷静な判断や行動ができなくなります。

 Q-351:「情報的身体」というのがよくわかりません? <後編;プランサイド>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32956635.html

 

 「動物的な大脳辺縁系優位」と書きましたが、死の恐怖は本当に人を“動物的”にしてしまいます。生じる不協和(イライラ)を抑えることができないと、情動が爆発してしまうことも。その情動の爆発が医療現場をますます過酷にしていきます。

 L-184202206月医療・介護研修会 -07;「イライラ克服」の基盤

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35592887.html

 

 ところで、先日、苫米地博士に学ぶ仲間の皆さまと話をしていたときに、医療従事者でもあるコーチがこんな秘密を教えてくれました

 

  怒っている人には優しさで返しています

 

 いつもニコニコされているコーチの話を伺いながら(trigger)、私は過去に経験した看取りを思い出していました(anchor)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/23944294.html

 

 それは70代後半の女性の“人生最期の瞬間”の記憶。ずいぶん昔のことではありますが、プライバシー保護のため一部変更を加えながら紹介します。

F-001:やり場のない

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516364.html

 

ある年の11月中旬から腹部や背部の痛みが出現した患者さんは、11月末に当時私が勤務していた病院を受診(初診)されました。検査にてかなり深刻な病状であることが分かり、すぐに地域の中核的な総合病院に紹介。そこからさらに別の大きな病院に紹介され、「膵臓癌の末期」と診断されました。

専門的治療を拒む患者さんは自宅退院を強く希望され、私たちがフォローを行うことになりました。自宅では高齢の夫が看病をしていたのですが、私は強い不安を感じました。二人の息子たちが状況をまるで理解しておらず、母親の死を受け入れる準備ができていないように思えたからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

「不安」とは、「未来の恐怖の予期」のこと。

F-218:不安と不満のはざまで苦しんでいる君へ <2nd. Step;絶対大丈夫!>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27624719.html

 

専門医から依頼された看取りという役割・機能は、息子たちにとっては「意に沿わない」「期待と違う」ことであり、認知的不協和がどんどん強くなっていくことは明白でした。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882652.html

 

自宅での看取りを希望されていた夫は、患者さん(妻)の体調が悪化し日常生活動作(ADL)に支障がでてくると次第に疲労が目立つようになりました。そして、徐々に抑うつ的になっていきました。

外来スタッフの働きかけもあり夫婦とも入院することに同意され、「残された時間を、互いに無理なく苦痛少なく過ごし、その時を悔いのないように迎えよう」と決断されました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

その決断をコーチとして解釈すると

 

ゴール設定により“死”がwant toになり、“死”を迎えるまでの“生”もwant toになった

 

そして、我々医療者もそのゴールを共有しました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

母親が入院することになり、息子たちは父親を激しく非難しました。母親自身も入院することを望んでいるというのに。

おそらく忍び寄る死の予期が不安を生みだし、息子たちを“動物的”にしていったのだと思います。それは人類の進化とは真逆の方向性 抽象度が下がる方向性です。

L-185202206月医療・介護研修会 -08;つまらない夢を失った瞬間に訪れるもの

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/35626365.html

 

 *抽象度はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 息子さんたちが「少しでも長く生きていてほしい」「死んでほしくない」と考えることは自然なことです。しかし、死は確実に近づいてきます。

このままでは穏やかな看取りはできないと感じた私は、息子たちに丁寧に話をしました。「残念ながら死は避けられず、その死は目前に迫っている」「悲しみは当然であるが、そのエネルギーが父親を攻撃することに使われている」「家族同士がいがみ合うことは、死にゆく母親にとって最大の苦痛となりえる」 など。

 いい悪いといった評価はせず(←関数pには関わらない)、なるべく事実だけを伝えるように心がけました(←現状の可能世界w1の言語化)。

 F-222:コーチングの基本概念を習熟して、エフィカシーをブーストしよう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27832570.html

 

息子たちも少しずつ心を開いてくれるようになり、最期の数日間、患者さんは和やかな雰囲気の家族に囲まれながら静かに過ごされました。

しかし、いよいよ呼吸状態が悪化すると、息子の一人が取り乱しました。「どういうことだ、これは~」と叫びながら私に掴みかかる息子を他の家族が引き離す間に、その患者さんは息を引き取りました。息子を私から引き離そうと家族全員が患者さんから離れ背を向けている間に。

 

死亡確認後お悔やみの言葉をかけたとき、夫は悲しみと怒りと申し訳なさが入り混じった複雑な表情をしながら、ひたすら私に謝り続けていました。

愛する妻を失い一番悲しむべき人が、ただただ息子の非礼を詫びていたのです。その姿を見守りながら、私は胸が張り裂けそうでした。

 F-327:お大事に <前編;人と人のコミュニケーションの原点>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33262415.html

 

 

釈迦が説いたとされる「四苦八苦」に「愛別離苦」という苦しみがあります。このケースでは、まさに「愛別離苦」の重たく暗い“気”が、患者さんの最期を飲み込んでしまいました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

息子にとって、母の死はhave toのままでした。その理由は「ゴール設定ができず、情動に支配されていた」から。

 

私は、医師としてだけでなく、コーチとしても本来の役割を果たすことができませんでした。

 Q-070:認知的不協和の状態にあり… Vol.7;認知的不協和が身体化したときの対処法

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14675567.html

 

最後に、苫米地博士の著書「年収1億円稼ぐ! 脳の磨き方」(宝島社、p32)より引用します。「ビジネス」をテーマとした本なので「ビジネスで稼ぐ」といった表現をされていますが、それを「人生を豊かにする」等に置き換えながら読み進めてください。

 

 

「嬉しい」や「悲しい」といった感情を娯楽として味わう

「怒り」や「悲しみ」は稼げない人の感情だ

 人間は喜んだり怒ったり悲しんだりと、感情が豊かな生き物です。そして、実際にそうした感情に強く支配されて生きているのです。

 仕事が失敗したと落ち込み、失恋したといって悲しむといったことは、まったくの無駄なことです。なぜなら感情とは、環境の変化で生じる生理反応でしかないからです。例えば「汗をかいた」といって悩む人はいませんよね。ですが、イライラや怒り、悲しみには振り回されてしまう。感情に振り回される人は抽象度が低いのです。

 抽象度とは情報量の多さのことで、多ければ抽象度は低く、少なければ高くなります。例えば、「Aさん」を定義する場合、最初は「〇〇家の主人」となり、そこから抽象度を上げると「東京都民」、これを徐々に上げていくと、「日本人」→「人類」→「生物」と、視点がどんどん上がっていきます。

 抽象度が低い人が感情に振り回されるのは、視点が低く、今の自分のことしか見えていないからなのです。もちろん、そうした人がビジネスで稼げるわけがありませんよね。

 

ゴールに関係ない感情は幸せなことでもゴミになる

 では、怒りや悲しみではなく、「嬉しい」「幸せ」といったポジティブな感情が多くあれば良いのでしょうか。実はこうした一見すると良さそうな感情も、自分のゴールに関係がなければまったく必要ありません。

 例えば高級ブランドのバッグを買って喜んでいても、ちょっとでも汚れたらイヤな気分になりますよね。このように、ポジティブな感情も一瞬でネガティブなものに変化します。いくらポジティブな感情を求めても、同じ数だけネガティブな感情に変わることがあるのです。

 抽象度の高い人にとって、目指すはゴールであり、ポジティブな感情は、ゴールに近づくためのモチベーションであり、ゴールに関係のないことは、たとえポジティブなものでも、あなたには必要のない“ゴミ”でしかありません。

 ただし、怒りや悲しみの感情を止めることは難しいでしょう。その場合、すべての感情を娯楽にしてしまえばいいのです。悲しいといった感情に支配されているのは、今の自分しか見えていないから。そうしたことに振り回されず、「これも経験のうち」と思えばいいのです。そう思うことができた時点で、あなたの抽象度はかなり上がっているはずです。

 これを繰り返していけば、自然と自分のゴールに関係のない感情の“ゴミ”はなくなります。本当に大事なのは、ゴールに必要な感情だけでいいのです。そのために抽象度を上げる必要があるのです。

 引用終わり

 

F-422につづく)

 

 

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一緒に楽しみましょう!

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Q-417~:なぜパワハラや虐待がなくならないのでしょうか?

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年収1億円稼ぐ! 脳の磨き方




L-232202209月シークレットレクチャー -07;コーチングの実践は実戦

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

 *初回(20227月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431139.html

 

 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_431365.html

 

当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37539518.html

 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37564658.html

 03;生と死の間を輝かせる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37577854.html

 04;自我関数から導きだされる縁起

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37603992.html

 05;コーチングは「客観」 その理由は?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37613554.html

 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37640576.html

 07;コーチングの実践は実戦

 

 

新たな「エフィカシー関数」をつくりながら、「自分で自我関数pを変え始める

 

 それがコーチング中に起こること。「コーチが黙っているからこそ起こる」ことです。

 Q-448:未来において「被害者」<補足;「自我関数→エフィカシー関数」×超楽観>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37503636.html

 

 そのためにはコーチに対する信頼が必要なのは言うまでもありません。ところが、その「信頼」が曲者。私たちは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態をうまく保つ必要があります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

「自由意思で想像するゴール側の可能世界w2をしっかり創造する」ために。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 

 ところで、「民、信なくんば立たず (民無信不立)」という言葉をご存じでしょうか?

 

 これは「論語(顔淵第十二)」に記載されている孔子の言葉です。

あるとき子貢という弟子が政治の目的について尋ねました。そのときの孔子の回答が「食を足らし、兵を足らし、民これを信にす」 ...1)食糧の充足、2)軍備の充実、3)信用の確立 です。

Q-415:やり場のない怒りはどのようにゴール設定vol.5;条件・娯楽・目的>

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36129192.html

 

子貢が「この3つのうち、仮に1つを諦めねばならないとしたらどれを除きますか?」と質問したところ、孔子は「軍備だよ」と即答したそう。

さらに「残りの2つのうち、1つを諦めるとするとどちらですか?」と尋ねると

 

もちろん食糧だ。人間はいつか死ぬ。死は逃れられないが、信用が失われては社会そのものが成り立たなくなる

 

 と答えたのだそうです。その「信用が失われては社会そのものが成り立たなくなる」が「民、信なくんば立たず (民無信不立)」です。

 L-203202207月シークレット… -01;決して過信はせずに、しっかり確信する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36719650.html

 

孔子は食糧よりも信用を選びました。それは「命よりも信用の方が大切だ」という弟子たちへのメッセージです。

(*そもそもこの問い自体がダブルバインド。詳しくはこちらでどうぞ↓)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/33414117.html

 

ここを苫米地式で考察すると、物理空間上の個の存在よりも、より抽象度の高い情報次元での縁(社会的つながり)の方に重きを置いていることがわかります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

孔子は見抜いていたのです。宇宙はすべて関係性で成り立っていると。

見抜けた理由は「巨大なゲシュタルトを構築していたから」のはず。ゲシュタルトができるから、しっかり理解することができます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

さらに、ゲシュタルトどうしがつながりより大きなゲシュタルトができあがると(connect the dots)、ますます理解が深まっていきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 さすが孔子! さすがは論語!

 

 

と安易に納得せずに、まずは疑ってみることが、「決して過信はせずに、しっかり確信する」というブリーフ。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 以下、苫米地博士の著書「洗脳論語」(三才ブックス、p6)より引用します。

 

 

差別の思想は、人間が元来持っている性質の1つです。人間だけではありません。群れをなす全ての生物に当てはまります。ボスとその他に差別され、時には争いすら起こります。これは、生物が持つ生き残るための本能です。

本能を超えて、差別思想を根絶するのは、並大抵のことではありません。キリストや釈迦ほどの知慧と勇気が必要なのかもしれません。しかも、それほどの知慧や勇気を以てしても、数百年も経てば、いつの間にか奴隷と差別のシステムへとすり替わってしまいます。

 

 では、孔子はどうなのでしょうか。「論語」を生み出し、儒教をアジア全体にまで広げた希代の教祖は、キリストや釈迦と同じように権威に抗い、差別を否定していたのでしょうか。

 実は、孔子はキリストや釈迦と違って、始めから差別思想を支持していました。そして、権威中心の「支配の論理」を採用していたのです。

 

 子曰 學而時習之 不亦説乎 有朋自遠方來 不亦楽乎 人不知而不慍 不亦君子乎

 

 子曰く、学びて時に之を習う。亦説ばしからずや。朋有り遠方自り来たる。亦た楽しからずや。人知らずして慍みず。亦君子ならずや、と。

(学而第一の一)

 

 これは、論語でも有名な冒頭の言葉です。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 言葉の意味は次の通り。

 

 「知識を学び、常にそれを実践に移す。何と楽しいことか。また、友人が遠くから訪ねてくれる。これも何と楽しいことか。人に認められなかったとしても少しも気に掛けない。これが本当の君子ではないだろうか」

 

 なかなか「ためになる」言葉……と思った方は、もう一度よく読んでみてください。本当にためになる言葉でしょうか。

 確かに、「学びて時に之を習う」や「朋有り遠方自り来たる」は、その通りかもしれません。しかし、よくよく考えてみれば、当たり前の話です。改めて言われるまでもないでしょう。

 私が素直に頷けないのは、最後の節。

 「人知らずして慍みず。亦君子ならずや、と」

 そのまま現代語訳にすると「人に認められなかったとしても少しも気に掛けない。これが本当の君子ではないだろうか」ですが、この裏を返せば「目立つな」という意味に受け取れます。精一杯勉学に励み、目立たないようにすることは美徳だと説いているわけです。

 どうですか。ちょっとおかしいとは思いませんか。

 どうして目立つことが悪いのでしょうか。目立っていても学ぶ人は学びます。学ぶことと目立つことは関係ありません。むしろ、学んで目立ったほうが、人生としては豊かに過ごせるのではないでしょうか。

 論語は、日本人にとってはとても身近な書物です。中には、論語を生きる指針として大切にしている人もいます。実際、論語を学べば、「心豊かな人生を送ることができる」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 しかし、この解説からもおわかりの通り、官僚にはいいかもしれませんが、私の本音では未来ある若者には勧めたくない生き方です。

 論語が私達を輝かしい未来へと導くことはないでしょう。むしろ、逆です。読み方次第で論語は私達の人生を見誤らせる危険な書とさえ言えます。論語を通じて感じることは、孔子は人々に奴隷になることを奨励するため、自分の教えを広めたのではないかということです。

 「そこまで言うほど……」と戸惑われた方は、もう一度先ほどの文をよく読んでみてください。

 一見すると、誰もが受け入れやすいことが書かれていますが、吟味してみると、その裏側にはとんでもない真意が隠されています。

 ここで子(=孔子)が本当に言いたいことは、「目立つな」ということです。

 「目立つな」というのは、「成り上がってはいけない」ということ。もっと言えば、「一生小役人でいなさい」「奴隷でいなさい」ということです。せっかく何かを学んでも、それを最大限に活かそうとせず(例えば、起業しない)、一役人として知識を埋もれさせるように促しているのです。現在でも「出る杭は打たれる」の喩え通り、何らかの分野で成功して目立った人が叩かれる風潮があります。

 本来、人は身につけた知識を活かして、成長します。そして、新しい世界へ飛び出していくことが、また人を成長させます。

 しかし、孔子はそれをよしとはしていません。なぜなら、奴隷が成長したり、奴隷が自分自身の考えを持ち、夢を持って羽ばたいていったりすると困るからです。日本を含むいわゆる儒教国では、それが今でも一般的な風潮として蔓延っています。

 論語の本質的な役割は「権力者が民衆を支配できるように洗脳する」ことです。皇帝などの権力者が、民衆をひと所に縛り付けて奴隷にするために利用した、洗脳書とさえ言えるのです。

 前半に誰もが受け入れやすい文言を入れておき、後半に本当に言いたいことを入れるのは、論語の1つの定型ですが、これは厳しく言えばカルトの教義にありがちな手法です。「世界平和」や「潤いのある人生を送るために」といった文の後に、多少怪しい文言を挟んでも、読む人はすんなりと受け入れてしまいます。

 論語にはそうした「支配の論理」が随所に散見されます。ですから、論語を鵜吞みにするのは、大変危険と言えるのです。

 残念ながら、現在の日本は、論語による「支配の論理」に洗脳されています。数千年の時をかけて埋め込まれた思想は、今や日本人の遺伝子レベルにまで浸透しています。その結果、日本人は無意識のうちに「支配の論理」に縛られた判断を余儀なくされています。

 そこで、私は日本を「脱洗脳」するために、あえて論語を取り上げることにしました。というのも、論語は「権力者のために用いる洗脳書」ではありますが、だからこそ「洗脳されないため」に活用することができます。

 そのためには、まずは「先生」という言葉を使うのをやめなければいけません。権威を疑い、覆さなければいけません。

 仮に、あなたが学校あるいはお稽古事で「先生」の立場であり、生徒に「先生」ではなく「~さん」と呼ばれたことに少しでも違和感があれば、論語によって洗脳済みだと自覚してください。国会議員でも、弁護士でも、会計士でも、医師でも同じです。

 

 人間は必ず何かに洗脳されています。親、教師、友人、マスメディアなど、何者かに洗脳され、束縛されて生きています。そして、日本にとって最も大きな束縛の1つが「論語」なのです。

 本当に心豊かな人生を送りたいのであれば、論語による束縛から解放されなければいけません。そして、論語だけではなく、あらゆるものからも脱洗脳し、一度、本当の自由を獲得しなければなりません。

 論語は、そのためのテキストとしては、とても多くの示唆に富んでいます。

 本書では、孔子が残した言葉を私が再解釈することで、論語からの脱洗脳を試みています。

 本書を読めば、論語による「支配の論理」から解放されるだけでなく、あらゆる束縛が見えるようになります。何が「表」で何が「裏」かが、わかるようになります。私達を取り囲む、全ての「仕掛け」が見えるようになります。

 皆さんが、より豊かで楽しい人生を謳歌できるために、苫米地式「論語」を是非とも学んでいただければ、と思っています。

 引用終わり

 

 

人間は必ず何かに洗脳されています。親、教師、友人、マスメディアなど、何者かに洗脳され、束縛されて生きています。そして、日本にとって最も大きな束縛の1つが「論語」なのです

 

 その束縛から自身を解放し、自由なマインドを手に入れるのがコーチング。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10400987.html

 

 コーチングは脱洗脳であり、脱構築です。その根底には釈迦哲学があります。

 L-217202208月シークレットレクチャー -04;情報を操作する鍵

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37162258.html

 

 「民、信なくんば立たず」を釈迦哲学で再解釈するなら、「関係により存在が生まれる」という縁起。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

縁起の思想は、2600年前に釈迦が見いだした真理であり、哲学や科学の発展により明らかになった真実。その本質は「アプリオリ性の完全否定」。哲学でいえば「不完全性定理」であり、物理学でいえば「不確定性原理」です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6194669.html

 

 不完全性や不確定性が示すのは、無常であり、無限の可能性。ところが、孔子や論語に象徴される権力構造(既得権益)は、一見抽象度が高い「もっともらしいイメージ」を仕掛け、人々が潜在能力を開放しようとするのを潰そうとします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 コーチングマインドを持つ者が戦うのは「目には見えない権力構造」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 そして、その戦いの第一歩が「現状の外へのゴール設定」

 Q-216:「現状の外のゴール」とは何か? 混乱しています

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27346333.html

 

 コーチングの実践は実戦です。

 F-256:イノベーションがうまれるとき <後編;ゲバラ主義>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/29522943.html

 

L-233につづく)

 

 

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L-231202209月シークレットレクチャー -06;コーチが黙っているからこそ起こること

 

20229月にコーチ向けのレクチャーを行いました。守秘義務を結んだ上で行う全3回の講義の3回目。全体を通してのメインテーマは「。目指すのは「決して過信はせずに、しっかり確信する」という意識状態の体得です。

 

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 *2回目(20228月)の講義はこちら↓

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当日の講義内容をブログ用に再構成してお届けします。

 リラックスを深めながら、気楽にお読みください。

 

 01;鍵となるのは「絶対他力」

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 02;「ア・プリオリ」から始まる堕落と洗脳 ←その根底にあるもの

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 03;生と死の間を輝かせる縁起

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 04;自我関数から導きだされる縁起

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 05;コーチングは「客観」 その理由は?

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 06;コーチが黙っているからこそ起こること

 

 

 前回(L-230)、私は「診察」という表現を使いました。

 

  診るのは物理空間上の「果」

察するのは高次の情報空間にひろがる「因」

 

 「高次の情報空間にひろがる『因』」を察する間、同時に私自身の思考のモニタリングも行っています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 もう少し具体的に説明すると、モニタリングしているのは「言葉(Words)」と「映像(Pictures)」と「感情(Emotions)」です。

 F-321:観自在 <実践編-1;モニタリング>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/32969294.html

 

 前回引用した苫米地博士の言葉の中に、「私たちは無意識的なものも含めると、1分間に数回は自分自身に話しかけているといわれています」という部分がありました(新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版)。

その自分自身に話しかける言葉は映像を想起させ、映像は感情を生みだします。人はみな、この「言葉」「映像」「感情」という3つの軸で思考しています。

 L-067202011月シークレット… -02思考の3つの軸(Three Dimensions of Thought

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28959379.html

 

 その思考のことを「セルフトーク」と呼びます。苫米地博士が「オーセンティック・コーチング」等の書籍で用いられている表現でいうと「内省言語」。コーチの仕事とは、「クライアントの内省言語を喚起させること」です(オーセンティック・コーチング、p112

 F-394:ナイセイカンショウ <vol.3;心の本質を捉える基本中の基本>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/36643053.html

 

 

オーセンティック・コーチング

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 そんな内省言語は、無意識のうちに「(一人)一宇宙」を生みだし強化していきます。

 Q-235:「財布を娘に盗られた」といったvol.6:記憶が織りなす「一人一宇宙」>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/27981625.html

 

 その「一宇宙」の創造を、偶然に任せるのではなく、しっかりゴール(未来)側からデザインするように働きかけるのがコーチの役割。その鍵となるのが「内省言語」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

以下、苫米地博士の著書「新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版」(CYZO、付録②)より引用します。

 

 

内省言語を作る

 コーチングでは、コーチはクライアントと会話すらしません。世間には、コーチングの質問集のような本や、コーチングではこういう言葉でクライアントを誘導しなさいと教える本がありますが、それらは間違ったコーチングです。

 コーチングでは、クライアントが「現状の外側にゴール設定」をすることが重要ですが、だからといってコーチがクライアントの設定したゴールが現状の内側だったときに、「そのゴールは現状の内側ですね」と言うこともしません。それは自我関数pに関わっていることだからです。

もしも「そのゴールは現状の内側ですね」などと言ってしまったら、クライアントはコーチの言葉によって物事を判断するようになってしまいます。それでは、子ども時代に、親や学校の先生が「これがいいですよ。あれはダメですね」と教えていたのと同じことを今度はコーチがしていることになります。

コーチングでは、コーチは黙っているのです。私だったら、黙ってパイプに火をつけたり、葉巻に火をつけたりしています。すると1分も沈黙に耐えられるクライアントはほとんどおらず、クライアントはすぐに話し始めるのです。

でもそのクライアントが話し始める内容は、単に場を維持するための会話がほとんどです。そのクライアントの話す会話が重要なのでなく、あくまでもクライアントの客観的なセルフトークである内省言語を作ることが重要なのです。

ところがコーチが質問したり、コーチが話したり、コーチがアドバイスすることが主になると、クライアントは「主観」のままになってしまいます。抽象度の高い視点からクライアントを観察するコーチが黙っているからこそ、クライアントは「客観」になり、内省言語が想起されていくのです。

クライアントには無言で無意識に自我を観察させる、実はこの過程がすでに「客観」になっています。そうすると、クライアントは「これは変えないとダメだ」「本当にやりたいことはなんだろう」と内省言語が発生し、自分で自我関数pを変え始めるのです。

コーチがクライアントに「あなたは変わらないとダメですよ」と、言葉で言ったところで変わるものではないということです。

次に、クライアント本人が無意識の中で、過去の記憶を使わずに、セルフトークでゴールに対してストーリーテリングしていれば、その中間過程でゴールに対して臨場感が出てきます。

クライアントには、無言で自我を観察させて、過去の記憶を使わないストーリーテリングができるようにすることが重要です。それはコーチが黙っているからこそ起こることです。

 引用終わり

 

 

あくまでもクライアントの客観的なセルフトークである内省言語を作ることが重要

 

 そのためには抽象度を上げながら「無意識に自我を観察」という過程を経ること(=客観)が重要。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 すると、「これは変えないとダメだ」「本当にやりたいことはなんだろう」という内省言語が発生します。その内なる言葉(&映像&感情)をしっかりモニタリングして、さらにコントロールしていくことがポイント。さらに具体的にいうと

 Q-103:あがり症は克服できますか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19152931.html

 

1段階:「無理だ」「できるわけがない」という“あきらめ”

  第2段階:目的論的なものが生まれてくる、いわば“希望”が芽生える段階

  第3段階:「私はいつも~している」という“誓い”

  第4段階:“ゴールを実現”した新しい自分のイメージでの自然な内省言語

 

 …この第1段階から第4段階へと向かう変化、すなわち「あきらめ →希望 →誓い →ゴールを実現」という言葉(&映像&感情)=臨場感をコントロールすること。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 そのコントロールにより「ゴール側の可能世界w2を出力するエフィカシー関数」が生みだされます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5616012.html

 

新たな「エフィカシー関数」をつくりながら、「自分で自我関数pを変え始める

 

 それがコーチング中に起こること。「コーチが黙っているからこそ起こる」ことです。

 Q-448:未来において「被害者」<補足;「自我関数→エフィカシー関数」×超楽観>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/37503636.html

 

L-232につづく)

 

 

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 CoacH T(タケハラクニオ)

 

 

 

-追記-

クライアント本人が無意識の中で、過去の記憶を使わずに、セルフトークでゴールに対してストーリーテリングしていれば、その中間過程でゴールに対して臨場感が出てきます

 

と、苫米地博士は書かれています。

 F-244:「ゴール」と「現状の自我」の間に臨場感という橋を架ける <vol.1;臨場感>

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/28857122.html

 

 その「ストーリーテリング」とは?

 

 私のイメージはこちら↓

 Q-421~:コーチングを受けるとどうなりますか? -version 2

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_430928.html

 

 

-告知1

次回のオンラインセミナーは、コーチング募集開始前の「コーチング説明会」として期間限定配信(2ヶ月)します。2026年春に配信を開始する予定です。

 

 

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 クラブ活動をはじめました。その名は「コーチング・デ・コンパッションクラブ」。

一緒に楽しみましょう!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_418055.html

 

 

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新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版



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