Q-105:190126鹿児島コーチングセミナーQ&A -02(ワーク付き)
2019年1月26日、鹿児島市でコーチングをテーマとしたオープンセミナーを開催しました。いただいた御意見・御質問に回答いたします。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19263179.html
「印象に残ったこと」に関する御意見です。
Q:「重要性を意図的に変える」ということをあまり意識したことがなく、すぐに使えて効果が大きいと思いました
A:「目の前の世界はいつも同じ」と思いがちですが、じつは刻一刻と変化しています。その様子を仏教では「無常」と表現しますが、無常である理由は「すべては他の何かとの関係性で成り立っている」からです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353044.html
関係性は常に双方向(多方向)。「情報量がどんどん増え続けるから無常」ともいえますし、「情報を処理するマインドの働き次第だから無常」ともいえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4654230.html
「情報を処理するマインドの働き」のひとつがRAS(ラス、Reticular Activating System)です。それは脳が持つ機能のひとつで、五感で受け取る膨大な情報の中から重要な情報だけを選びだすフィルターの役割を担っています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721658.html
私たちは、各々のRASを通り抜けた情報によって、世界を認識しています。したがって、他人とまったく同じ世界などなく、みんなが「一人一宇宙」に生きているといえます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/11823351.html
そして、その「一人一宇宙」は無常。RASを通り抜ける情報が変化すれば、今まで気になっていたことが認識に上がらなくなり(=スコトーマに隠れる)、反対にまったく気にしていなかったことが頭から離れなくなります(スコトーマが外れる)。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721610.html
「RASを通り抜ける情報」を決めるものは重要性。「宇宙を自分にとって重要な順に並べ替える関数」のことを評価関数(重要性関数)と呼びます。評価関数を自由に変えることができれば、それは“自分”を変えることになり、認識する宇宙そのものを変えることになります。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/6353425.html
「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5615935.html
ここで「重要性を意図的に変えることで目の前の世界が変わる」ことを実感するためにワークを行ってみましょう。「すぐに使えて効果が大きい」ワークです。リラックスしながら、ぜひ取り組んでください。
<work> 注:まず1~2に取り組んだ後、3以降を読んでください
1. 周囲を見回し、情景を記憶する(30秒間)
2. 次の30秒間は目をつぶり、今記憶したばかりの情景を正確に再現する
-work-
3. 次に(閉眼のまま)記憶の中の情景から“赤いもの”探し出す(30秒間)
4. ゆっくりと目を開け、実際の情景にある“赤いもの”を探す(30秒間)
…いかがですか?
今までまったく認識していなかった“赤いもの”がたくさん目に飛び込んでくる感じがしませんでしたか?
きっと“赤”をたくさん見つけたはず。それはワークの前と後で、目の前の世界が変わったことを意味します。
Q:リミッターをはずすという言葉が印象に残りました
A:(上の回答のつづき)
では、普段の私たちは何を重要としているのでしょうか? どんな評価関数で世界を(無意識に)構築しているのでしょうか?
…答えは、一言でいえば「過去」。そして「他人」です。
私たちは「情動を伴った体験の記憶」と「抽象化された情報に記憶」によりつくられた基準(モノサシ)に合致するものを重要とし、その基準で世界を知らずに構築しています。その基準(モノサシ)は親や教師、常識や社会の価値観といったものの影響を強く受けています。したがって、ほとんどの人にとって、“私”とは「本当の私」ではないのです。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/5721531.html
さらに、その過去の記憶であり、他人(親や教師など)の刷り込みでできた基準には、強力な恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4831660.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971818.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/4971956.html
それは「心のリミッター」となって、人を、組織を、制限しています。本当はもっとのびのびと生きれるのに、本当はもっと創造性を発揮できるのに。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/12794797.html
繰り返しますが、リミッターを解除し、「評価関数を自由に変える」ことを可能にするものがコーチングです。ゴールを“現状の外”に設定することで、「重要性を意図的に変える」ことができます。
Q:D○○○Eを思いだした時、再度体にジ~ンという感じを感じました
A:「D○○○E(←インパクトが重要なネタなので非公開w)」には、「本当のあなたはまだまだこんなものではない。もっともっとすごい!」という思い、そして「自分自身の自由意志でリミッターを解除しよう!」という願いをこめました。
「体にジ~ン」はそんなメッセージに共鳴したことでおこったはず。情報場へのアクセス(操作)が、写像である物理空間にあらわれたのです。それがコーチングの神髄であり、気功の本質でもあると私は確信しています。
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14106619.html
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/14248940.html
(Q-106につづく)
苫米地式認定コーチ
苫米地式認定マスターヒーラー
CoacH T(タケハラクニオ)
-追記-
2019年10月に、鹿児島市と霧島市で、コーチングセミナーを開催します!
http://blog.livedoor.jp/coachfor_m2/archives/19130955.html
-関連記事-
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