苫米地式認定コーチ CoacH T(タケハラクニオ) ブログ

認知科学者 苫米地英人博士に学びながら九州で活動するコーチ・ヒーラー・医師 CoacH T(タケハラクニオ)ブログ

 このブログにアクセスしてくださり、ありがとうございます。
 「一人ひとりの心の平和がひろがることでWorldPeaceが実現している」というゴールに向かって、その福音となるコーチングや苫米地理論について御紹介しているブログです。未読の方はぜひ「The Power of Mind Ⅰ(全九章)」をお読みください。
 現在、月曜日の「シリーズ編」は休止中です。代わりに「講義・研修・セミナー編」や「質問回答編」を優先投稿し、金曜日に「フリーテーマ」を投稿しています。セミナー開催の告知なども不定期に投稿します。
 御質問や研修・講演の御依頼等についてはメールで御連絡ください。パーソナルコーチングや医療・福祉機関向け、教育機関向けコーチング研修の受付も随時行っております。詳細についてはメールで御確認ください。
 メールアドレス:coachfor.m2@gmail.com

Q-183:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -07;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.2(ワーク付き)

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25217507.html

 07;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.2(ワーク付き)

 

 実践編は「ゲシュタルトを巨大化する」ための思考法がテーマ。その思考法とは「コンセプチュアル・フロー」です。

以下、認知科学者 苫米地英人博士の「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、Kindle版あり)より4回に分けて引用します(今回は2/4)。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 

 〇 コンセプチュアル・フローの思考法

 ノートにおけるこの思考法をここで整理しておきます。復習を兼ねてです。

 講演会やセミナーに行った、授業に出た、新聞や雑誌を読んだ、取引先との会議に出席した、など状況はなんでも結構。

 

 ノートに書くのは相手の言葉ではなく、自分で考え感じた言葉です。つまり認識です。そこから抽象度を上げ上位概念を考えます。しかし、あくまでも、ゴールから見た言葉(抽象度)でなければ意味がありません。

 もちろん、自分のゴールを決めることが大前提です。決めたゴールはいつでも引き出せるようにしておきます。

 

 書き込んだバラバラな言葉の関係性を見つけます。物事のすべてに関係性があることは十分にわかっていますね。どんな関係があるのか、ラベリングをします。ラベリングしていくうちに新しい認識が生まれることもあります。

 

 ノート全体を眺めることで、ひとつのゲシュタルトが見えてきます。できあがったノートはいつも持ち歩くことです。違う場面で状況が変わったら、ノートを取り出し、その上に新しい認識を書き込みます。また新しい1つ抽象度が上がったゲシュタルトができます。そうして毎日の生活を送っていると、だんだん抽象度が上がり、ゲシュタルトも高いものになります。

 

 ノートの書き方にルールはまったくありません。ゴールと時間の流れ、それに抽象度を意識していれば、気づいたこと、思ったことを自由に、どんな順番でも好きな位置に書いていけばいいのです。抽象度も時には下がることもあります。そのことに囚われず書き込んでいくことです。

 ノートを書きながら「~しなければならない」と思ったら、そのときは「自分はいま奴隷の思考」に縛られているのだということに気づき、即刻「奴隷の思考」から自分を解き放つ必要があります。

 ずっと「ノートはこう書かなければいけない、抽象度は下から順に考えなければいけない」などと思っていると、一生コンセプチュアル・フローの思考方法は身につきません。

 

 ただし、だれかに説明するときには抽象度を下げ、できるだけ具体的にわかりやすくします。抽象度の高い言葉でいくら説明しても、他人にはわかってもらえません。

 コンセプチュアル・フローが、私とルー・タイスが共同開発した自己改革プログラムTPIETice Principles in Excellence)と似たようなものだな、と思った人のためにお断りしておきます。

 「コンセプチュアル・フロー」は、コーチングプログラムであるTPIEのシステムとは異なるものです。関係があるとすれば、認識しているものしか存在しないということ、ゴールがあるから認識が生まれ、認識があるから何らかの存在があるという考え方です。これをノートという形にして認識が見えるようにしたのがコンセプチュアル・フローです。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

 意識に上げるのは「ゴール」「時間の流れ」「抽象度」。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

 まずはゴール! ゴールからすべてが始まります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 “現状の外”にゴールを設定すると、それまでの重要度が変わっていきます。重要度とは評価関数(重要性関数)のこと、つまり自我が書き換わっていくのです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

 するとRASのフィルターを通過する情報が変わり、スコトーマが外れ、新たな認識が生まれます。その認識をどんどんノートに書き込んでいきます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 たくさんの認識(ノートに書き込んだ言葉や絵)をゴール側(未来側)の高い抽象度次元から眺めていると、突然、関係性がみえてきます。

 (しっかりリラックスしているのがポイント。逆腹式呼吸をお勧めします)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 それが“ひらめき”の瞬間。「あっ、わかった」というピュアな感動とともに、とてもスッキリするようなクリアな体感を感じるはずです。それは(より大きな)ゲシュタルトができた体感。部分と全体の双方向的な「知識のゲシュタルト」ができあがり、理解が深まっています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 生まれた新たな認識をさらにノートに書き込んで、どんどんゲシュタルトを巨大化していきましょう。もちろん、have toはなしで。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5882609.html

 

 

コンセプチュアル・フロー(ゴールと認識)2P

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版↓)より引用(一部改)

苫米地式 思考ノート術 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 

 

 

 最後にワークを紹介します。今回は「抽象度を上げるトレーニング」です。

 

 

 <ワーク:抽象度を上げる>

 シンプルなワークです。「目にしたものについて考える」だけ!

 例1;パソコンは、いつ、どこで、誰がどんなことをきっかけに作ったのか?

 例2;電子レンジには、どんな歴史があって、どんなふうに人に使われてきたのか?

 例3;ワクチンにはどのような種類があるのか? 本当に感染を防げるのか? “効果”とは何か?

 

 子どもに説明するような感じで、わかりやすく、細かく考えていきます。説明には自分なりの解釈を加えていきましょう。目をつぶって、次に目を開けた瞬間、その説明と解釈が目の前に浮かんでいるようになるまで訓練します。

 目の前のすべての存在に対してこのワークを行い、何度も思考を繰り返していくことで、自然に抽象度を上げることができるようになります。ぜひ言語空間をも超えてください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

Q-184につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1-

 関係があるとすれば、認識しているものしか存在しないということ、ゴールがあるから認識が生まれ、認識があるから何らかの存在があるという考え方です

 

 それを一言でいえば「縁起」。「存在が関係をうみだす」とみる西洋哲学とは正反対の考え方です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 詳しくは下記ブログ記事を参考にされてください↓

 F-034~:「何もないところからレンブラントを発見」は正しい?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_268332.html

 

 縁起の理解と体得はヒーリングやコーチングの実践に必須です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_407080.html

 

 

-追記2

 例3;ワクチンにはどのような種類があるのか? 本当に感染を防げるのか? “効果”とは何か?

 

 新型コロナウイルスのワクチン(mRNA型ワクチン)について、苫米地博士が「バラいろダンディ」で解説されました(202131日放送回)↓

 https://www.youtube.com/watch?v=KZTVjlUMuUc&feature=youtu.be

 

 事実(data)、根拠(warrant)、主張(claim)の3要素を意識しながらご覧ください。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12340209.html

 


-参考書籍-

 「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、Kindle版あり)

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

Q-182:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25194921.html

 06;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 実践編vol.1(ワーク付き)

 

 すべてはゴール設定(&再設定)からはじまります。

 そして、より高次の抽象度空間を志向することで、さらなる“現状の外”に新たなゴールを思い描くことができるようになります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 そのとき、以前の“現状の外”は「あたりまえ」に感じられます。あらためて止観すると、すでに「かつては夢だった現実」に生きている事実に驚くでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

  

そのように「本当は驚くような『あたりまえ』をしっかり意識に上げること」が、「I×V=R」の「V」のポイントです。私はそれが「ゲシュタルトの巨大化」の体感だと思っています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 実践編は「ゲシュタルトを巨大化する」ための思考法がテーマ。その思考法とは「コンセプチュアル・フロー」です。

以下、認知科学者 苫米地英人博士の「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、Kindle版あり)より4回に分けて引用します(今回は1/4)。

 

 

〇 コンセプチュアル・フローで考えるのがノートだ

2章、第3章で、ノートの概念、書き方を説明してきました。ノートの基になっている思考方法を「コンセプチュアル・フロー」と言います。私が普段、無意識に行っている思考方法をだれにでもできるようにモデル化して、独自に名づけた言葉です。

 「コンセプチュアル」とは、抽象度が高いという意味です。コンセプチュアルを日本語にすれば「概念化」です。概念はもともと抽象化(アブストラクト)されていますから、「アブストラクト・フロー」とも言います。いま自分が思考していることを、少し高い抽象度で描き直していくという意味です。これがノートの縦軸です。

 「フロー」は時間の流れのこと。物事の関係性は、静的に未来永劫つづくものではなく、ダイナミックに変化します。また、時間は未来から流れています。時間はノートの横軸です。

 

 ノートは「コンセプチュアル・フロー」を目に見えるようにしたものです。抽象度を上げることや時間間隔をつかむことがいかに大事か、わかりましたね。

 

 世間一般に流布しているノート本を何冊読んでも、抽象度を上げていく訓練はまずできません。自分のいまの抽象度で言葉を描いてしまうからです。また、ゴールが設定されていませんから、全部過去の視点で重要なものを決めます。これでは、未来のゴールの視点で重要なものを決めていくことはできません。

 つまり、他の本では抽象思考ができないし、自分の目標(夢と言い換えてもよいでしょう)を叶えることはできません。

 

 いまコンセプチュアル・フローを「思考方法」と言いましたが、こういうふうに言い換えることもできます。

 コンセプチュアル・フローとは、ゴールを達成するために、いま見ている世界よりひとつ上の世界から見た自分の視点をつくる道具(抽象度を上げたゲシュタルトをつくる道具)であり、ゴール側から見て思考をビジュアル化する道具だとも言えます。道具であるからには利用しないのはもったいないではありませんか。

 引用終わり(続きは次回に)

 

 

 ノートの縦軸は「抽象度」。ポイントは「いま自分が思考していることを、少し高い抽象度で描き直していくこと」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 ノートの横軸は「時間の流れ」。時間は未来から現在、現在から過去へと流れています。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

 すると、こんな感じになります(下図)。

 

コンセプチュアル・フロー(縦軸と横軸)

「苫米地式 思考ノート術」(Kindle版↓)より引用

苫米地式 思考ノート術 | 苫米地英人 | 個人の成功論 | Kindleストア | Amazon

 


 余談ですが、私がコンセプチュアル・フローを強くお勧めするのには、「『過去は一切関係ない』という事実を無意識にすり込むことができるから」という理由もあります。

 上の図をご覧ください。横軸である時間に過去はありません。

 ゴール設定&達成に過去は一切関係ありません。これまでの過去ベースのブリーフを、ゴール側から書き換えていきましょう!

 (過去を書き込むことも可能です。その場合、「未来から過去を再評価(統合)する」ことになります)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 では、図の右上(高抽象度、未来)に設定する自身のゴールに向かって、ブリーフを変え、スコトーマを外すヒントとなるワークを御紹介します。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 

 <ワーク:スコトーマを消す>

 スコトーマを消す4つのワークです。1以外の3つは「スコトーマをダイナミックにずらして確率を上げる方法」です。連続的にワークを行い、大胆に“ずらして”ください。

 

   知識を増やす

-ただし、知識により新たなスコトーマが生じます。②以下のワークと同時に取り組んでください。

   因果を逆に考える

-未来を「因」とし、現在を「果」とするということ。それが時間は未来から過去へと流れるという感覚です。

   自分の視点を否定する

-固定観念に縛られず、今までの見方を否定してみてください。

   正しいと思っている常識を疑う

-自分の中にある過去の記憶にまつわる判断を「本当にそう思ったのか?」と自問してください。

 

 

 あるスコトーマを消すために新しい知識(思考)を投入しても、その知識でまたスコトーマが生まれます。しかし、連続的に次々と新しい思考に変えていくとスコトーマもダイナミックに動いていきます。そうすると、ある瞬間に今まで見えなかったものが認識できるようになります。それが「スコトーマをダイナミックにずらす」ということです。

 

 思考し続け、思考をひろげていく

 

 そのための強力な思考法が「コンセプチュアル・フロー」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

Q-183につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

固定観念に縛られずに今までの見方を否定する「自分の視点を否定する」というワークは、「無人運転」「自動運転」を抜け出すための重要なワークでもあります。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 

-追記2

 「あるスコトーマを消すために新しい知識(思考)を投入しても、その知識でまたスコトーマが生まれる」という事実を忘れないことが大切です。ギリシャの哲学者 ソクラテスは「無知の知」と表現しました。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19879896.html

 

 

-参考書籍-

 「苫米地 思考ノート術」(牧野出版、Kindle版あり)

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

F-177:“幸福(well-being)”とは? ~「antiwithwellpart-2;幸福はさらに深い自己催眠

 

「生命は老いるようにはできていない」「老いは治療できる病である」「もはや老いを恐れることはない」と主張(claim)する衝撃的な本を読んだ後、医師&コーチとして考えたことをまとめました↓

F-163~:アンチ(anti)からウィズ(with)、そしてウェル(well)へ

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404044.html

 

 そのシリーズでは、下記質問について考察するワークに取り組んでいただきました。

 

<ワーク>

    人生の終わりに待つ「死」まで見据えた上で、あらためて“幸福(well-being)”を考えるとどのようなことがいえるでしょうか?

    未来から過去へと向かう時間の流れを考慮すると、「『死』がはじまり」といえます。そのはじまりにある“幸福(well-being)”とはどんなものなのでしょうか?

    人生の終着点(始発点)である「死」をどのように迎えれば(始めれば)よいのでしょうか?

    anti-agingwith-agingの先には何があるのでしょうか?

 

 私は平和に至るマインドの変化が「antiwithwell」であり、そのプロセスそのものが“幸福(well-being)”だと思っています。その“幸福(well-being)”が今回のテーマ。

自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くことは、「自己の存在と意味」を明らかにし、スピリチュアルペインを克服するきっかけになるはずです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24706915.html

 

 

1; ゴールが幸福を定義する

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25101418.html

 2;幸福はさらに深い自己催眠

 

 ところで、認知科学者 苫米地英人博士は「幸福」をどのように考えていらっしゃるのでしょうか?

 以下、博士の著書「『感情』の解剖図鑑」(誠文堂新光社)より引用します。

 (7回に分けて引用。今回は2/7です)

 

 

〇幸福は、楽しさよりもさらに深い自己催眠状態

 幸福は、「楽しさ」を進化させた感情であるといえます。

 幸福も、人が進化の過程で作りだしたものであり、本能に基づいた感情ではありません。そして、脳内にドーパミンが放出されて変性意識状態(いわゆるトランス状態)に入り、自己催眠にかかることによって生まれます。

 しかし、幸福の場合は、さらに深く催眠がかかっており、さめにくくなっています。そのため、楽しさに比べ、幸福は長く続く傾向にあります。

 なお、人が幸福を感じるとき、脳内の前頭前野眼窩内側部という部位が活性化することがわかっています。

 

 

 引用元の「『感情』の解剖図鑑」では、「『楽しさ』とは、心が満ち足りてうきうきし、ゆかいで明るい気持ち」と定義されています。それを「進化させた感情」が幸福です。

 

 アメリカの心理学者 アブラハム・マズロー(Abraham Harold Maslow1908~1970年)は、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化しました。「自己実現理論(Maslow’s hierarchy of needs)」です。「欲求段階説」「欲求5段階説」とも呼ばれています↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9963845.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9966391.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/10116950.html

 

 マズローはその階層を上がることが成長であると考えました(下図)。それは「抽象度を上げる」「抽象度が上がる」ことと見事に重なります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

自己実現理論(Wikiより引用)

Wikipediaより引用

 

 

 マズローが述べたのは個人の成長ですが、この階層を上がること(=抽象度が上がること)は人類の種としての進化・向上をも示していると考えられます。

 苫米地博士の「幸福は、『楽しさ』を進化させた感情である」という言葉を抽象度とともに考察すると、「『楽しさ』より『幸福』の方が抽象度が高い」といえ、「目先の『楽しさ』よりも『幸福』を優先することで抽象度を上げることができる」「『幸福』の追求は人類の進化・向上を加速させる」と考えることができます。

 

それが「自分にとっての“幸福(well-being)”を考え抜くこと」がとても重要に思える理由の一つです。ぜひオリジナルの答えを追求してください。

 それは“自分”を再定義し、拡大していく貴重な機会になります。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353425.html

 

ただし、「幸福」を追求している際には気をつけるべき点があります。

苫米地博士が指摘されているように、「幸福」は「楽しさ」以上にトランス状態(強い変性意識状態)になります。トランス状態とは、「感じたこと」「考えたこと」などのイメージに対し、物理空間以上に臨場感を感じている状態です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

「夢をかなえる方程式 I×VR」のとおり、強い臨場感(V)を感じたイメージ(I)は現実化します(R)。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 だからトランス状態の時は現実を書き換えやすいのですが、見方を変えるとそれは他者に書き換えられやすい状態であるともいえます。よって、トランス状態であることをしっかり「意識に上げる」ことが重要です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24963004.html

 

「夢をかなえる方程式 I×VR」のとおり、強い臨場感(V)を感じたイメージ(I)は現実化します(R)。ただし、厳密には、“現実化”はその人が認識している世界においてのみ起こっています。一人一宇宙だからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/11823351.html

 

その「強い臨場感」を共有する人が他にいれば、共有する人たちの間でも“現実化”しています。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_262962.html

 

 たとえば、家族で野球観戦をしていて、まさに今応援するチームがサヨナラ勝ちをした場面を想像してください。大歓声が湧きあがり、球場中が熱狂に包まれています(コロナ前の光景ですね)。

 そんな場面を冷静に分析すると「応援するチームが得点し、試合が終わった」にすぎません。「強い臨場感」を共有していない人 -例えば無理やり連れてこられた子ども- にとっては「やっと家に帰れる」といった感じでしょう。周囲の熱狂は理解できません。

しかし、家族で「強い臨場感」を共有していれば、マインド(脳と心)は「家族とともに最高の瞬間を味わっている」とプラスの意味付けを行います。周囲の熱狂がさらに家族間の「強い臨場感」を強化していきます。

その時の脳内ではドーパミンが大量に分泌されており、次いで分泌されるセロトニンにより幸福感に包まれていきます。

 

 楽しさという感情は、人が変性意識状態に入り、マインドによるこうした意味付けを受け入れたときに引き起こされます。問題はこの「意味付け」です。

 

 たとえば怒りや恐怖などのネガティブな感情は、「自分自身や家族を守る」といった本能に基づいており、人によってそれほど大きくは変わりません。マズローでいうと最下層の「生理的欲求(Physiological needs)」から3層目の「所属と愛の欲求(Social needs/Love and belonging)」あたりです。

 (注:怒りには、低次元の怒り「私憤」「動物的怒り」と高次元の「公憤」「人間的怒り」があります↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14107083.html

 

 ところが「楽しさ」は、自己催眠(トランス状態)により生みだされる感情であり、その人自身の価値観に大きく左右されます。そう、ブリーフシステムです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721531.html

 

 通常、ブリーフは他人や社会から埋め込まれています。その多くは過去です。よって、「楽しさ」を追求するほど本当の“自分”から離れてしまう可能性が高くなるといえます。私がよく用いる表現でいうと、「無人運転」「自動運転」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_369873.html

 

 「楽しさ」のレベルにとどまっていれば、まだ大丈夫。ふつうの催眠状態は眠れば解けるからです。きっと皆さんにも夜が明けたら“夢”からさめてしまった経験があるはずw

 

 ところが、「幸福」の場合、「さらに深く催眠がかかっている」ために「さめにくい」状態になっています。それは思考停止の状態です。

このレベルで他者に仕掛けられてしまうと、完全に人生を乗っ取られてしまいます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

F-178につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記-

ところが、「幸福」の場合、「さらに深く催眠がかかっている」ために「さめにくい」状態になっています。それは思考停止の状態です。

このレベルで他者に仕掛けられてしまうと、完全に人生を乗っ取られてしまいます

 

 苫米地博士はそのような他人に乗っ取られた人生(人)を「奴隷」と表現されます。

 では、問題です。私たちの社会にすっかり浸透してしまっている「幸福レベルでの仕掛け」とは何でしょうか? 人を奴隷にしてしまう最強の「仕掛け」とは?

 (答えは次回の追記内で)

 

 

-参考書籍-

「感情の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方」(誠文堂新光社)

 


Q-181:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 05;「I×V=R」を用いた2nd. Step<ゲシュタルトを巨大化する> 理論編(ワーク付き)

 

前回(Q-180)、苫米地博士の著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版)から引用し、博士の(ノートにおける)知識の定義を紹介しました。知識とは「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」のこと。その定義を1)潜在的、2)他者と共有、3)関係性 という言葉に注目して考えてみました。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25153337.html

 

最後の関係性とは縁起のことです。「関係が存在を生みだす」という理のとおり、先に関係があるから知識となり、関係がさらなるゲシュタルトを生みだします。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

では、その関係性を生みだすものとは何でしょうか?

 

 答えは、もちろん、ゴールです。「Goal comes first」(by Mr. Lou Tice)!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615935.html

 

 ゴールは 1)100%want toで、2)自分の中心を捨て、3)“現状の外”

 

 「止められても実現したい」という100%want toのゴールが関係性を生みだします。

この場合の「関係性」とは、コーチング用語ではゴール側のコンフォートゾーン(CZ)のこと、苫米地理論では共有する“情報場”のことです。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6040892.html

 

 (苫米地博士の超情報場仮説についてはこちら↓)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165789.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165823.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5165888.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306380.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306438.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5306445.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5445932.html

 

 自分中心を捨てたゴールは、より抽象度の高い次元に存在します。前回の「2)他者と共有」を情報ではなくゴールととると、高次の抽象度空間への方向性といえます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

ゴールを“共有”した“他者”の数が増えるほど、抽象度は上がっています。

 わかりやすく表現しなおすと、「たくさんの人が共有しているゴールには矛盾や対立がない」 つまり“無敵”↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5446097.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5448151.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5615695.html

 

 ならば、最初から抽象度の高いゴールを掲げ、共有すればいいと思うかもしれません。しかし、それは容易ではありません。抽象度が上がるほど、通常は臨場感が下がるから。

 (詳しくは下記ブログ記事を参考にされてください↓)

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 そもそも、ゴールは“現状の外”です。だから「潜在的」。ゴール設定時、「関係性」はまだCZの外にあり、“場”はスコトーマに隠れています。そんなゴールを最初からみんなで共有できるはずがありません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 まずは各々が抽象度を上げることがスタートです。では、高い抽象度の世界にしっかりと臨場感を感じるためには何を心がけるべきでしょうか?

 

 答えは、やはり、ゴール(設定)。

 ゴールに向かいながらさらなるゴールを志向していると、どんどん抽象度が上がっていきます。抽象度が上がると、より大きなゲシュタルトをつくることができます。

より大きなゲシュタルトをつくる過程で、どんどん知識が増えていきます。ゴール側のCZにホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いているからです。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831660.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971818.html

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4971956.html

 

すると、ゴールに関する情報(T)ばかりを認識するようになります。RASがゴール(と関連する情報)に対して開くから。その時、目の前の世界そのものが知識のゲシュタルトのように感じられるでしょう。それはゴール達成のためのゲシュタルト。

そうなると、「潜在的な関係性」がどんどん顕在化していきます。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721658.html

 

そんな「知識のゲシュタルト」が、他者との物理空間での共有、すなわち実装(インプリメンテーション)を可能にします。

(再度紹介しますw↓)

 Q-159~:臨場感が薄れても高い抽象度のゴールをイメージし続けるのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_404758.html

 

 

ここで抽象思考のための準備運動的なワークを2つ紹介します。

 

 <ワーク:前頭前野へのドーパミン分泌を促す>

 

   うまく抽象思考ができたときの状態を記憶し、思い出す

-「鼻を触る」「おでこ(アジュナーチャクラ)に触れる」など、身体操作と結びつけると思いだしやすくなります(トリガー&アンカー)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/20477749.html

 

   時間と空間を超えた推論を行う

-サッカーやバスケを楽しんだり、将棋や囲碁に没頭してください(無我夢中)

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_405002.html

 

 

 すべてはゴール設定(&再設定)からはじまります。そして、より高次の抽象度次元を志向することで、さらなる“現状の外”に新たなゴールを思い描くことができるようになります。

 そのとき、以前の“現状の外”は「あたりまえ」に感じられます。あらためて止観すると、すでに「かつては夢だった現実」に生きている事実に驚くでしょう。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18576926.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18684707.html

 

そのように「本当は驚くような『あたりまえ』をしっかり意識に上げること」が、「I×V=R」の「V」のポイントです。私はそれが「ゲシュタルトの巨大化」の体感だと思っています。

 

 次回からは、実践編として、「ゲシュタルトを巨大化」するための思考法を御紹介します。お楽しみに。

 

Q-182につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

 

-追記1

すると、ゴールに関する情報(T)ばかりを認識するようになります。RASがゴール(と関連する情報)に対して開くから

 

 T」とは「ゴールに関係する情報」のこと。目の前のすべてが「T」とラベリングできることが理想です(ただし、ゴールが本当に“現状の外”か吟味する必要があります)。

 ラベリングについては下記記事でどうぞ↓

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/18456250.html

 

 

-追記2

 情報と知識とゲシュタルトの関係について補足します。

 

 スコトーマを生みだすポイントを覚えていますか?

 答えは「1)知識、2)重要性、3)役割」です。そもそも私たちは知らないことを認識できません。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/5721610.html

 

 では、なぜ知識がないはずの情報を認識できるのでしょうか?

 答えは「ゲシュタルトができているから」。

 

 以下、博士の「ビジネスで圧勝できる脳科学」(サイゾー)より引用します。

 

知らないことを見えるようにする

 ところで本を読む目的として「新たな知識の習得」を挙げる人がいます。しかし、そんなことはできません。人間は原則として「知らないことは認識できない」からです。普通の本の読み方では読んだつもりになるだけで、「新しい知識」はほぼ習得できないのです。

 もちろん、どんな本からでも「情報」は得られます。しかし「情報」と「知識」は違います。情報は「一定の文脈で意味を持つもの」を指す概念。あらゆるものがそうなりえます。

 ゲシュタルトを思い出してください。ゲシュタルトができると、知識がないものも認識できると書きました。つまり、知識とゲシュタルトを組み合わせた「文脈」の中で認識が生まれるのです。図式化するとこうなります。

 情報(入力)→文脈(知識+ゲシュタルト)→認識

 つまり、100冊読書は「知らないことを見える化する」トレーニングなのです。

 ちなみに、「毎月100冊も本を買うのは出費がかさんで大変」という人は同じ本を何度も読み返しても構いません。何度か読んでゲシュタルトができると、次に読み直したときに細部の意味までわかってきます。いい本だと思った本は何度も読み返しましょう。

 引用終わり

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

ビジネスで圧勝できる脳科学



Q-180:家族ががんで治療中です。どうすればいいでしょうか? -04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 

 ちょっと前の話になりますが、認知科学者 苫米地英人博士のコーチング系セミナーに参加した際、受講者からこのような御相談をいただきました。

 

Q:母と祖父が同じがんで治療中です。私はどのように接すればいいでしょうか?

(プライバシー保護の観点で、今回に限らず、変更を加えてあります)

 

「家族にはコーチングしない」ことを念頭に、母を「壮年」世代、祖父を「老年」世代と抽象化すると

 コーチとして壮年にどのように接するべきか?

 コーチとして老年にどのように接するべきか?

 家族として壮年にどのように接するべきか?

 家族として老年にどのように接するべきか?

 と分類することができます。

(前提も「老病死が顕在化」「老病死に向き合いながら生活中」と抽象化)

 

 じつは、「老年(老人)」に対するコーチングについては、ヒーリングのポイントとともに過去のブログ記事で考察しています。「青年(若者)」向けのコーチング&ヒーリングのポイントも取り上げています↓

 F-129~The Sweet Hello, The Sweet Goodbye

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_396235.html

 

 このシリーズは、上記ブログ記事の続編として、「壮年(中年)」に向けたコーチング&ヒーリングのポイントを掘り下げていきます。キーワードは「I×V=R」!

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542364.html

 

 シリーズの最後は「家族としての接し方」。そこは苫米地博士の著書「がんを克服できる脳」(主婦と生活社)を読み解く形でまとめていきます。ぜひお読みください(Kindle版↓)。

 がんを克服できる脳 【特製音源CD無しバージョン】 | 苫米地英人 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon

 

 

 01;家族にコーチングしない理由

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25025653.html

 02;エネルギーと創造性の源

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25090742.html

 03;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 前編(ワーク付き)

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/25131114.html

04;「I×V=R」を用いた1st. Step<イメージをゲシュタルト化する> 後編

 

「とんでもないイメージ」と「妄想」との境界線は「ゲシュタルト化しているか? していないか?」

 そのゲシュタルト化の鍵は「知識」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6193912.html

 

 私たちが最初に手にするのは、断片的な一つひとつの情報です。

 その断片的な情報が蓄積されていくと、そのうちに情報同士がひとまとまりになって繋がり、一つの認識になります。それが知識。すなわち「知識のゲシュタルト」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 

 その知識のゲシュタルトの量に比例して理解が深まります。理解が深まると、様々な問題を見いだし、多角的に考察することができるようになります。すると、正しく判断し、解決することができます。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/19678141.html

 

問題(ケース)を発見する洞察力やその問題を解決する適応力(プラン)が磨かれると、ますますゴールに近づいていきます。「invent on the way」(by Mr. Lou Tice)を実現しながら。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/12658417.html

 

 

 現代分析哲学では、知識とは、「可能世界から可能世界への到達可能性関数」です。よって、現実世界で実現可能な関係であれば知識、実現不可能であれば妄想といえます。ここでいう現実世界とは、「情報空間のうち誰もが共有している世界」のこと。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516539.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654230.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4654316.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4831442.html

 

 抽象度という軸で宇宙を並べ替えた時の底面、すなわち一番情報量が多い次元が物理空間です。その物理空間が「情報空間のうち誰もが共有している世界」です。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4448691.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4449018.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/4516484.html

 

 認知科学者 苫米地英人博士は、著書「苫米地 思考ノート術」(牧野出版)の中で、「(ノートにおける)知識とは、潜在的に他者と共有しうる物事の関係性のこと」と定義されています。

 例として、「村上春樹を知っている」という場合の「知っている」の意味を、1)知り合いだ、2)名前は知っている、3)どんな作品を書いている人か知っていると分類し、1)共有できない関係=妄想、2)知識ではなくラベル、3)共有できる関係=知識と解説されています。

 

博士の「知識」の定義を、1)潜在的、2)他者と共有、3)関係性 という言葉に注目してあらためて考えてみましょう。

 

1)     潜在的に

私はさらに高次の抽象度へ向かうベクトルのことだと思っています。それは「思考し続け、可能性(可能世界)を拡大し続ける」といういうこと。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/14120540.html

 

時間でいうと未来志向です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6542317.html

 

2)     他者と共有

 この部分には2つの正反対の方向性が含まれていると思っています。

「他者と共有」するものを情報ととると、1)と正反対の低次へ向かうベクトルです。「村上春樹を知っている」の例で示されているとおり、他者と共有する情報が多いほど、より具体的になっていきます。それは抽象度が下がるということです。一番情報量が多いのが物理空間。繰り返しますが、物理空間とは「(任意の)他者との臨場感共有が可能な情報空間の底面」です。

ちなみに、情報因果を共有する物理空間に落とし込む際に行う仕上げの作業が実装(インプリメンテーション)です。

https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/24275156.html

 

(もう一つの方向性については次回に)

 

3)     関係性

 関係性とは縁起のことです。「関係が存在を生みだす」という理のとおり、先に関係があるから知識となり、関係がさらなるゲシュタルトを生みだします。

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/6353044.html

 

 

 ここまで「夢をかなえる方程式 I×V=R」の「I」のポイントを紹介しました。

そのポイントとは「イメージをゲシュタルト化する」こと。その鍵が「知識」で、知識とは「潜在的に他者と共有しうる物事の関係性」のことです。

 

 次回より「I×V=R」の「V」のポイントを考察します。そのポイントとは「ゲシュタルトの○○○」です。

 

Q-181につづく)

 

 

苫米地式認定コーチ                       

苫米地式認定マスターヒーラー     

 CoacH T(タケハラクニオ)    

 

  

-追記-

 知識と技能の違いについて、下記記事で考察しました↓

 PM-05-03~05:そもそも教育とは? -2)望ましい知識・技能・規範

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188609.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9188708.html

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/9367579.html

 

 

-関連記事-

 「夢をかなえる方程式 I×V=R」関連はこちら↓

 F-070:「夢をかなえる方程式 I×V=R」のとおり、本当に夢が現実化した一例 ~映画「メジャーリーグ」~

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/15096276.html

 F-117~Field of Dreams

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_390942.html

 

 ゲシュタルト関連はこちら↓

 F-019:「Connecting the dotsby スティーブ・ジョブス

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/7383761.html

 Q-063:「ゲシュタルトができあがると理解が深まる」とはどういうことなのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/13628437.html

 

 ヒーリングとコーチングの関係についてはこちら↓

 Q-064~:認知的不協和の状態にあり頭痛が続いています。適切なアファメーション、ビジュアライゼーションはどうすればよいのでしょうか?

 https://coaching4m2-edge.blog.jp/archives/cat_292583.html

 

 

-告知-

 青山龍苫米地式認定マスターコーチと私 CoacH Tとのコラボ企画「Fight Coaching ProjectFCP)」がはじまっています(20206月~、月額制)。テーマは「マインド(脳と心)の健康」です。

 参加される皆さんの疑問・質問にもお答えする1年間の双方向(インタラクティブ)オンラインコミュニティの中で、徹底的に「マインドの健康」を追求したいと思っています。

一緒にさらなる“現状の外”へ飛びだしましょう!

(詳細は下記サイトで↓ FCPのみの受付は終了いたしましたが、青山コーチのコーチングクラブ2020に入会することで視聴できます)

http://aoyamacoach.com/fcp/

 

 

苫米地 思考ノート術



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